Omio、16.2億円を調達 日本と東南アジアで交通予約網を拡大
交通比較予約プラットフォームの独Omioは7月23日、グラナイト・インテグラルから1000万ドル、約16.2億円の戦略的投資を受け入れたと発表した。資金は日本と東南アジアでの交通ネットワークや現地事業者との提携拡大、日本・シンガポールのAI技術拠点における人員増強に充てる。日本では主要都市間だけでなく、山岳地域や参詣路、沿岸部など地方目的地への訪日旅行需要を取り込み、複数の交通手段を組み合わせた予約環境の整備を進める。
Omioは、鉄道、バス、航空、フェリーなどを横断して検索、比較、予約できるマルチモーダル型の交通予約サービスを展開している。今回の投資を通じ、日本国内の交通事業者との接続を増やすとともに、東南アジア全域でサービス基盤を強化する方針だ。
日本市場では今年初めに本格展開を開始して以降、訪日外国人旅行者による利用が拡大しているという。東京、京都、大阪などを結ぶ「ゴールデンルート」に加え、山岳地域、参詣路、沿岸部といった地方への移動需要も確認しており、高速バス予約サービスのKoboやWILLER EXPRESSなどとの提携を通じて、取り扱う交通網を広げる。
投資元のグラナイト・インテグラルは、グラナイト・アジアとインテグラル・コーポレーションによる合弁事業で、1億ドルのコミットメント資本を運用する。アジア太平洋地域におけるテクノロジー投資の知見と、日本国内の事業運営ネットワークを生かし、Omioの現地提携や事業拡大を支援する。
Omioは現在48カ国で交通予約サービスを提供しており、2028年までに70以上の市場への展開を目指す。日本と東南アジアを国際成長戦略の重点地域に位置付け、交通事業者との連携、顧客サービス、AI技術開発の各面で投資を進める考えだ。