JTB、JR東日本、はとバス、JALが小規模校向け修学旅行商品、27年度から提供

 JTB、JR東日本、はとバス、JALの4社は、1学年40名以下の中学校・高等学校を対象としたユニット型修学旅行プログラム「Well-being School Journey」を2027年度から提供する。まずは東北エリアの学校を対象にトライアルとして販売を開始し、少子化に伴う学校の小規模化で課題となっている交通手段の確保や手配負担の軽減を図る。

 少子化により学校の小規模化が進むなか、貸切バスなど交通手段の確保が難しくなり、修学旅行の実施を断念したり、他校に比べて費用が高くなったりするケースが課題となっている。今回の商品は、少人数を前提に宿泊や現地移動をまとめて設計することで、学校側の手配負担を軽減し、平準的な価格での実施を目指すものだ。

 旅程は2027年4~6月、8~9月、2028年1~2月の特定の日曜出発による2泊3日。訪問地には東京ディズニーリゾートや企業施設を組み込み、JR東日本またはJALによる移動、宿泊、現地交通、キャリア学習、JTBオリジナルの事前・事後学習ツールなどをセットにする。キャリア学習は4社のうちいずれか1社のプログラムを利用する形で、企業訪問や施設見学を通じて、生徒が社会とのつながりや将来を考える機会を提供する。

 日程例では、1日目に航空便または新幹線で羽田空港または東京駅に到着し、都内観光を経て宿泊地へ向かう。2日目は東京ディズニーリゾートを訪問し、3日目に企業訪問または施設見学を実施した後、羽田空港または東京駅から各地へ戻る。宿泊施設はディズニーアンバサダーホテルまたは東京ディズニーセレブレーションホテルを想定している。

 4社は今後、地域と首都圏を結ぶ交流創造の取り組みの一環として同プログラムの全国展開を図る考えだ。将来的には学校が直接ウェブで申し込める仕組みの構築も視野に入れており、教育旅行分野における持続可能な修学旅行モデルとして拡大を目指す。