日本人は世界で最も早く観戦旅行を計画、Trip.comがスポーツイベントの旅行動向を発表

  • 2026年6月11日

 Trip.comは、今夏に北米で開催される国際スポーツイベントに関する旅行予約動向を発表した。日本人旅行者による開催都市への航空券予約数は大会前半期間で前年比250%増となり、調査対象市場で最高の伸びを記録した。また、複数都市を巡る周遊旅行や早期予約の傾向も顕著となり、スポーツ観戦を目的とした海外旅行需要の高まりが明らかとなった。

 旅行スタイルにも特徴が見られ、日本人旅行者の30%以上が2都市以上を訪問する旅程を予約したほか、約10%が米国、カナダ、メキシコの複数開催国を周遊している。試合観戦に合わせて広域周遊を組み込む傾向が強まっている。

 目的地別では、日本代表戦が開催されるダラスへの航空券需要が最も高く、大会後半期間にはロサンゼルスが人気を集めた。また、開催地であるメキシコでは宿泊需要が急増しており、モンテレイのホテル予約数は前年比40倍超、グアダラハラは10倍超、メキシコシティは150%増となった。日本、韓国、オーストラリアからの需要が北米周遊旅行を後押ししているという。

 予約行動では、日本人旅行者が世界で最も早く旅行計画を立てる傾向が確認された。大会前半期間の旅行では航空券予約のリードタイムが80~95日だったのに対し、決勝トーナメント期間では96~127日前から予約が進んでいる。代表チームへの期待を背景に、早期に航空券や宿泊施設を確保する動きが活発化しているとみられる。

 一方で滞在日数は比較的短く、グループステージ期間で平均8日間、決勝トーナメント期間で平均11日間となった。限られた休暇の中で観戦を中心に旅程を組む「短期集中型」の旅行スタイルが日本市場の特徴として浮かび上がった。