メリディアン・カンクン、総支配人ソリン氏が来日、需要は徐々に上向きに

  • 2005年5月16日
 メリディアン・カンクン・リゾート&スパのGMジャン・ピエル・ソリン氏がこのほど来日、カンクンの現状と同ホテルの展開について語った。テロ後、カンクンへの旅行者は激減し、特に10月から12月まで日本人の姿はほとんど見られなかったほどだという。現在、同ホテルの宿泊者数は前年の12%減、日本人は30%減まで回復し、2002年の年間稼働率を80%に見込んでいるという。ソリン氏は「日本は3番目に大きい大事な市場。日本人のシェアは全宿泊者のうち10%が現状だが、ゆくゆくは15%にまで伸ばすことを目標にしている」と語った。同ホテルには日本人スタッフをフロント、レストランに配置し、日本人のコンシェルジュもいる。カンクンに日本人スタッフが働くホテルは少なくないが、3人もいるところは珍しいという。さらなる日本人誘致のために今後、日本語を話せるスタッフや日本文化を理解するスタッフをトレーニングや採用を通して増やす予定。同氏は「カンクンで唯一のヨーロピアンスタイルのホテルで213室と中規模なホテルであり、ゲストに心地よく過ごしてもらうサービスを提供しており、多くの日本人に訪れてもらいたい」とアピールした。