クラブツーリズム、観光庁のユニバーサルツーリズム促進事業で旅行会社向け実務マニュアル作成を支援

  • 2026年5月11日

 クラブツーリズムは、観光庁が進める「ユニバーサルツーリズムの促進に向けた環境整備に関する調査事業」の一環として、旅行会社向けマニュアルの作成業務を受託した。2026年4月には、同社が作成支援を行った「旅行会社の商品造成・販売担当者向け ユニバーサルツーリズムの商品造成・販売マニュアル」が観光庁から公表され、旅行会社の実務担当者向けの指針として活用が期待されている。

 国内旅行市場が人口減少局面を迎える一方、高齢者や障がい者を中心とした旅行需要の拡大が見込まれるなか、観光庁では年齢や障がいの有無を問わず誰もが安心して旅行を楽しめる環境整備を推進している。今回公表されたマニュアルは、旅行会社の商品造成・販売担当者がユニバーサルツーリズムに対応した旅行商品を円滑に企画・販売できるよう、実務視点でまとめた内容となっている。

 マニュアルでは、ユニバーサルツーリズムの必要性をはじめ、商品造成時の留意点、造成プロセスごとの対応ノウハウ、販売や展開の可能性などを整理した。現場で課題とされてきた具体的な対応ノウハウ不足や指針未整備に対応し、旅行会社が実務のなかで活用できる“実践知”を体系化した点が特徴である。

 また、ユニバーサルツーリズムを特別な商品として切り分けるのではなく、既存業務の延長線上で旅行者一人ひとりの困りごとを丁寧に聞き取り、調整することで実現できるとの考え方を提示。「障がいではなく人を見る」という視点を基本理念に据え、参加者が安心して旅行を楽しめる環境づくりの重要性を訴えている。

 クラブツーリズムではこれまでも、ゆとりある行程設計やサポートを特徴とした「大人のゆるり旅」などを展開してきた。同社は、ユニバーサルツーリズムを今後さらに重要性が高まる市場分野と位置づけており、今回の事業で得た知見を活かし、多様なニーズに対応した旅行商品の提供や、持続可能な観光の実現につなげていく考えである。