主要旅行会社の7月総取扱額は前年比100.1%、海外旅行が堅調に推移

  • 2025年9月14日

 観光庁が発表した2025年7月の主要旅行業者取扱状況速報によると、総取扱額は3025億円で前年同月比100.1%と横ばいだった。その内、海外旅行は1116億円で103%と堅調に推移した一方、国内旅行は1769億円で98.6%と微減、外国人旅行(訪日旅行)は140億円で97.7%とわずかに減少した。

 募集型企画旅行では、海外が前年同月比119.3%と大幅に伸長した。取扱人数も約5.9万人で前年比108.1%となり、需要の回復が表れた。一方、国内は95.8%にとどまり、取扱人数も前年比90.7%と減少した。訪日旅行は101.7%と微増したが、人数は87.8%と大幅に減少した。

 取扱額上位は、JTBが1060億円(前年同月比95.4%)で首位を維持し、エイチ・アイ・エスが280億円(106.6%)、阪急交通社が272億円(108.5%)、日本旅行が269億円(97.0%)、KNT-CTホールディングスが243億円(104.4%)と続いた。

 伸び率上位は、三越伊勢丹ニッコウトラベルが156.6%、京王観光が136.4%、九州旅客鉄道が132.8%、西武トラベルが129.2%、ジェイアール東海ツアーズが123.2%、トヨタツーリストインターナショナルが121.8%、HTB-BCDトラベルが120.4%、読売旅行が119.7%、フジ・トラベル・サービスが115.5%、イオンコンパスが115.1%との結果になった。

 主要旅行業者の月別・分類別の旅行取扱額、前年比の推移は下記の通り。