【欧州文化首都'26】多角的なアプローチが可能なフィンランド・オウル スタートアップイベントや企業視察で注目<後編>
教育旅行のデスティネーションにも最適
パンデミック時期を除いて毎年オウルを訪れるという某中高一貫校では、プログラミング研修と観光を掛け合わせ10日間滞在する。また、企業訪問なども組み込まれるケースもあるといい、これは受け入れ企業の有無などそのときのシチュエーションによる。多くの場合、企業訪問には訪問料が必要だが、オウル市だけでなくこれはフィンランド全体の傾向とのこと。
オウルにはオウル大学とオウル応用科学大学の2つの大学があり、合わせて2万5000人ほどの学生が在籍する。留学生も多く国際的な雰囲気の大学で短期間学ぶプログラムなど、オウル市が提供するサービスも多い。
ちなみに、フィンランドの図書館は特筆すべき充実ぶりで知られる。オウル市では新たに建設中というが、完成すればこちらも滞在中の学生たちにとって非常に魅力的なスポットとなることは間違いない。
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