旅行費高騰約8割が実感、観光地の混雑感も6割超が指摘 「Pontaリサーチ」調べ
ロイヤリティ マーケティングは、今年3月に実施した「旅行費の高騰と旅行機会に関する調査」の結果を発表した。調査対象は国内在住の20~60代「Pontaリサーチ」会員1042名で、旅行費の高騰や旅行頻度の変化、節約意識などについて明らかにされた。
調査によれば、宿泊費や交通費などの旅行費が「非常に上がった」と感じる人は46.5%、「やや上がった」が30.5%となり、約8割が旅行費の高騰を実感している。この影響で、国内旅行の回数を「減らした」「少し減らした」と回答した人は41.1%、海外旅行では38.9%が頻度を減少させている。
また、インバウンド需要の増加により、観光地の混雑を「以前より混雑を強く感じる」「多少混雑を感じる」と答えた人は64.7%に上り、宿泊費の高騰を感じる人も55.1%と過半数を占めた。
旅行費の高騰を受け、約6割の人が何らかの節約を意識している。具体的には、「交通手段を安いものにする」が35.5%、「観光地での支出を減らす」が28.3%、「宿泊施設のグレードを下げる」が27.2%となっており、旅行スタイルの見直しが進んでいる。