東南アジア最大級のOTA「トラベロカ」、日本市場へ本格参入 CP展開も

  • 2025年4月23日

 東南アジア最大級の旅行予約アプリ「トラベロカ」が、2025年春より日本市場に本格進出を果たした。航空券やホテル、アクティビティなどを一括で予約できる統合型サービスで、今後日本市場の旅行需要取り込むを図る。

 トラベロカは2012年にジャカルタで創業した旅行予約プラットフォームで、これまで東南アジアを中心に市場を拡大してきた。新たに、日本法人「Traveloka JAPAN」を設立し、日本市場への本格参入を果たした。アプリはこれまでに1億4000万回以上ダウンロードされており、その実績を背景に日本での浸透を図る。

 今回の進出を記念し、4月22日から5月5日まで、日本ユーザー向けに「トラベロカ EPICセール」を開催。ホテルや航空券、アクティビティなどが最大50%割引となるほか、新規ユーザーには最大1万円の追加割引を提供している。また、東南アジアの大手ホテルチェーンと提携し、日本限定の特典を順次展開するなど、地域横断的な提携も進めている。

 トラベロカは、アジア太平洋地域全体の多様な旅行者とパートナー企業を結ぶことで、持続可能な成長と市場の活性化を目指すとしており、今後は国内外の旅行商品を拡充し、アプリ一つで旅の計画を完結できる利便性を訴求していく考え。なお、本誌では2019年にインタビューを実施していた。