ANA、B787-9に新プレエコ・エコノミーシート導入 2026年度から

ANAは、ボーイング787-9型機の長距離国際線機材に、RECARO Aircraft Seating社製の最新型シートを2026年度よりプレミアムエコノミーおよびエコノミークラスに採用すると発表した。快適性と機能性の大幅な向上を目指し、世界トップクラスのシートを構築する。
新たに採用されるのは、ドイツのRECARO Aircraft Seating社が開発した最新モデルで、プレミアムエコノミーには「Recaro R4」、エコノミークラスには「Recaro R3」を導入する。人間工学に基づいた設計により、長距離フライトにおける快適性を追求。リクライニング機能やシートピッチを従来モデルから維持拡大する。
プレミアムエコノミーでは、シートピッチを従来比約5cm広い101cmとし、リクライニングも約23cmまで拡大。一方、エコノミークラスでもピッチは約84~86cmを確保し、従来比2.5cmのスペース向上が図られている。リクライニングも約15cmと従来の1.5倍となり、快適性が顕著に改善されている。
また、最新のタッチ式モニターも採用し、プレミアムエコノミーでは15.6インチ、エコノミーでは13.3インチのスクリーンを装備。Bluetooth対応のオーディオ接続も対応しているという。