インスパイア・エンターテインメント、大阪支社設立で日本の旅行業界との連携を強化

  • 2025年4月3日

 韓国・仁川に位置するインスパイア・エンターテインメント・リゾートは2日、大阪市中央区に日本支社となる大阪オフィスを開設した。日本から韓国への旅行者数が増加傾向にある中、同社は日本市場を重要視し、特に関西地域でのプレゼンスを高めることを目的としている。

 大阪オフィスの主な取り組みとして、関西地域を中心としたマーケティング活動の拡充、VIPを含む全てのゲストへの対応、パーソナライズされたリゾートサービスやプロモーションプランの提供、関西地域の旅行業界関係者との連携強化が挙げられる。

 インスパイア・エンターテインメント・リゾートは、3棟の高級ホテルタワー(合計1275室)、1万5000席を誇る多目的アリーナ、ガラスドーム型プール、外国人専用カジノなど、多彩な施設を備えた統合型リゾート。特に、K-POPコンサートやデジタルアート体験など、多様なエンターテインメントコンテンツを提供し、日本人観光客から高い評価を得ている。

 2025年4月から5月にかけては、世界的な卓球大会「WTTチャンピオンズ仁川2025」や、K-POPグループLE SSERAFIMのワールドツアー公演など、多数のイベント開催を予定している。

 同社は、2025年2月に投資会社ベイン・キャピタルが親会社の経営権を取得し、リゾートの運営管理を引き継いだことも発表している。これにより、施設やサービスへの投資を増加させ、さらなる顧客体験の向上を目指している。