「愛知・中部北陸の魅力を世界に」、ツーリズムEXPO開催概要を発表
日本旅行業協会(JATA)は13日、「ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸」について開催概要を発表した。開催期間は9月25日から28日の4日間。例年通り前半2日間が業界日、後半2日間が一般日で、会場はAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)となる。
今回のツーリズムEXPOでは、愛知・中部北陸の魅力を世界に発信し、観光による地域振興を図るとともに、中部国際空港の国際化の推進や北陸地域の復興支援を目的としている。さらに、BtoB取引の強化による観光産業全体の活性化を目指す。会場では、展示商談会、公式行事、カンファレンス、交流事業、顕彰事業が実施され、来場目標は10万人(業界日3万4000人、一般日6万6000人)、商談件数は5500件以上を見込んでいる。
展示会では、国内外計1100小間の出展を目標とし、コンテンツツーリズムやワーケーション・ラーケーションコーナーなど特集展示企画も予定する。既に、中部北陸9県による共同ブースの初出展が決定しているという。また、若年層の業界への関心を高めるため、業界日には学生を招待し一般日の入場無料化も行う。
同時開催のトラベルソリューション展2025では、デジタル技術やサービスを活用し、観光産業をサポートするBtoB向けの展示が行われる。訪日観光の促進を目的としたVISIT JAPAN トラベル&MICEマート2025(VJTM&VJMM)も合同開催され、バイヤー280社、セラー300~350社が参加予定だ。
カンファレンスでは、基調講演のほか、観光大臣会合やUN Tourism世界観光倫理憲章署名式、JATAとのMOU締結署名式が予定されており、観光業界の国際的な協力関係を強化する場となる見込み。
交流事業として、開催地の魅力を発信するWELCOME RECEPTIONを実施し、中部・北陸9県の協力を得て、地域色豊かな演目や飲食を提供する。さらに、広報活動として全国的な宣伝を展開し、幅広い層へのPRを強化する考えだ。