KNT-CT 第3四半期決算、売上増も減益 通期予想は据え置き
![](/uploads/img67ad9fad2a03d.jpg)
KNT-CTホールディングスは2025年3月期第3四半期(2024年4月〜12月)の連結業績を発表し、売上高は前年比8.3%増の2145億7000万円となった。一方で、ベースアップ等の人的資本投資の増加や公務受託事業の減少などにより、営業利益は53億5900万円(前年比17.0%減)、経常利益は58億5200万円(同14.4%減)、純利益は55億5000万円(同5.3%減)となった。
国内旅行は、大型イベント開催地やスキー商品の販売が好調だったものの、旅行機運の落ち着きや物価上昇の影響で需要は伸び悩んだ。海外旅行では、欧州やエジプト、カナダへのツアーが人気を集め、取扱額が増加した。訪日旅行は、円安や地方空港の増便を背景に堅調に推移し、特にオンライン販売が好調だった。
直近の販売戦略では、「大阪・関西万博」関連ツアーの取り扱いを開始。2025年7月開業予定の沖縄北部テーマパーク「ジャングリア沖縄」の販売準備も進めているという。
なお、通期業績予想は売上高2850億円(前年比11.6%増)、営業利益75億円(同3.1%増)とし、変更はない。