ベトジェット、2024年に過去最高益を更新 路線拡充が成長を牽引

  • 2025年2月5日

 ベトジェットが2024年の業績で過去最高益を達成した。国際線の拡充や機材増強が奏功し、航空事業の売上高は前年比33%増の約4361億円、税引き後利益は前年比697%増の約79億円を記録した。年間の連結売上高は約4381億円、税引き後利益は約87億円に達し、前年比でそれぞれ23%、516%の成長となった。

 2024年12月31日時点で総資産は約6063億円に達し、負債比率は2.12、流動性比率は1.71と健全な財務状況を維持している。年間運航便数は13万7000便、旅客数は2590万人を超え、ベトナムの航空会社で最多となった。

 成長の要因には、ネットワークの拡充が挙げられる。2024年末時点で国内線44路線、国際線101路線を運航し、総路線数は145路線に拡大。最新鋭機10機を新たに導入し、搭乗率87%を維持した。

 日本市場では、成田・羽田・大阪・名古屋・広島・福岡とベトナム主要都市を結ぶ8路線を運航し、アジア太平洋地域へのアクセスも強化している。