スカイスキャナーが2025年トラベルトレンド発表、「ブレイクする・狙い目」旅行先トップ10は?
スカイスキャナーは15日、保有する検索ビッグデータと今年7月に日本人1000人を含む世界2万人を対象とした調査データからまとめた「スカイスキャナー・トラベルトレンド・レポート2025」を発表した。それによると、2025年トラベルトレンドのキーワードは「コミュニティや集団での共有できる体験」。具体的には、「アクティブな旅行」「星空を巡る旅」「リセット旅行」「アートな旅」「カウボーイスタイルの旅」「庭園めぐりの旅」「ゲームの旅」の7つの旅が注目されると予想した。
その中で、日本市場向けに当てはまるものとしては「アクティブな旅」「リセット旅行」「アートな旅」の3つをセレクト。アクティブな旅ではスポーツイベントが注目で、日本人旅行者の37%が来年「スポーツイベントを観戦するために旅行する予定がある」と回答。検索データでは、今年のパリオリンピック期間中の日本~パリ間の検索数は昨年から47%増加した。
心と身体をリフレッシュする「リセット旅行」は、特に若年層で注目が高まっている。日本人旅行者で「休暇中に健康的な活動を取り入れる」と回答した割合は、45歳~54歳が30%だったのに対し、25歳~34歳では41%にのぼった。
最後の「アートな旅」では、調査から日本人旅行者の42%が旅行先選びで文化・アート体験を最も重視することがわかっており、中でも注目は没入型アート。25歳~34歳の日本人旅行者の内、31%が来年の旅行で「没入型アート体験を行う予定」と回答。今年2月9日に麻布台ヒルズにオープンした「チームラボボーダレス」では、9月30日時点で来場者数100万人を記録するなど、注目度の高さが窺える。
次に、今年と昨年の1月~6月の検索データを比較しまとめた、検索ボリュームが急増している「2025年ブレイクが予想される旅行先」10選では、アンコールワットなどで人気のシェムリアップ(カンボジア)がトップに。ミリ(マレーシア)、ニャチャン(ベトナム)と続き、アジア地域からトップ3が選ばれた。
順位 | 場所 | 検索数増加率 |
---|---|---|
1 | シェムリアップ(カンボジア) | +300% |
2 | ミリ(マレーシア) | +237% |
3 | ニャチャン(ベトナム) | +152% |
4 | ロヴァニエミ(フィンランド) | +134% |
5 | サン・セバスティアン(スペイン) | +95% |
6 | ソウル(韓国) | +94% |
7 | リヴァプール(英国) | +78% |
8 | ポルト(ポルトガル) | +68% |
9 | ウユニ(ボリビア) | +65% |
10 | コロンボ(スリランカ) | +62% |