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北米ホテル 顧客満足度に明暗、高評価ブランドは?J.D.パワー調査

 顧客満足度に関する国際的調査機関であるJ.D.パワーは今月、過去1年間にホテルに宿泊した3万9468人から回答を得た「2024年北米ホテル宿泊客満足度調査」の結果を発表した。調査結果では、宿泊料金の上昇を背景に、顧客がより高いサービスや快適な滞在を求めるようになっているとの傾向が示された。

 注目すべきは、ラグジュアリー部門とアッパー・アップスケール部門のホテルでは、価格上昇にも関わらず顧客満足度を維持、あるいは向上させている一方で、リミテッドサービスホテルでは、価格に対する価値を感じられないとの声が多く、顧客満足度が低下しているという。

 また、旅行者の行動パターンでは、パンデミック以降旅行回数は減少しているものの、滞在日数は増加するとの傾向は今年も継続しており、同社ホスピタリティ・プラクティス部門長アンドレア・ストークス氏は、滞在長期化の傾向が、宿泊客がホテルでの滞在をより重視し、あらゆる側面に目を向けるようになった要因と見ている。

 その他、部門別の顧客満足度ランキング首位ブランドは以下の通り。

ラグジュアリー部門:The Luxury Collection(ラグジュアリーコレクション)

アッパー・アップスケール部門:Margaritaville Hotels & Resorts(マルガリータヴィル リゾート)*2年連続の総合満足度第1位

アップスケール部門:element(エレメント)

アップスケール長期滞在部門:Hyatt House(ハイアット ハウス)*3年連続の総合満足度第1位

アッパー・ミッドスケール部門:Drury Hotels(ドゥルリー ホテルズ)

アッパー・ミッドスケール/ミッドスケール長期滞在部門:Home2 Suites by Hilton(ホーム2スイーツbyヒルトン)*2年連続の総合満足度第1位

ミッドスケール部門:Tru by Hilton(トゥルーbyヒルトン)*2年連続の総合満足度第1位

エコノミー部門:Microtel by Wyndham(マイクロテル バイ ウィンダム)*2年連続の総合満足度第1位

エコノミー長期滞在部門:WoodSpring Suites(ウッドスプリング スイーツ)*2年連続の総合満足度第1位