IACEトラベル 日本DX大賞で特別賞、自社開発した出張手配システムの活用評価

  • 2024年6月24日
IACE

 IACEトラベルは24日、日本DX大賞実行委員会が主催する「日本DX大賞2024」のビジネストランスフォーメーション(BX)部門にノミネートし、特別賞を受賞したことを発表した。同コンテストは、DXを通じた新しい価値創造に取り組む企業・団体を表彰する国内最大規模のアワード。今年で3回目、今回は計132のエントリーがあった。

 IACEトラベルは、同社が手掛けるクラウド出張予約システム「Smart BTM」により労働集約型サービスから脱却したことが評価されたもの。同社はコロナ禍に従業員数と店舗数が半減、取扱高は98%減。これまでの労働集約型モデルでは事業継続が困難とのことから、全部署からプロジェクトメンバーを集結して、21年10月「Smart BTM」をリリースした。オンラインで顧客とのコミュニケーションが可能になったことから、地域単位のチーム制から全国単位のONEチーム体制にすることで人材リソースの有効活用を図り、生産性を大幅に改善した。

 同システムでは、利用者の出張手配にかかる時間や工数の削減にも大幅に貢献しており、これまでで契約社数は1600社以上。主催者側は評価ポイントを「自社開発システムのOEM供給を視野に入れるなど、ビジネスモデルの更なる進化に向けた道筋が考えられている点が評価された」と発表している。