フィジー 19年レベルへの回復向け日本市場へ魅力訴求、FJスケジュール変更で国内各都市の往復同日接続が可能に
フィジー政府観光局とフィジー・エアウェイズ(FJ)は22日、業界向けイベントを実施。昨年海外から同国を訪れた訪問者数は19年比4%増の929,740人だったのに対し、同期間の日本人訪問者数は7748人、19年比47.9%減と回復には至っていないものの、フィジー政府観光局地域統括責任者のロバート・トンプソン氏は「日本市場は、国別の訪問者数でトップ10に入る」重要なマーケットであると強調した。
現在、日本からフィジーへの唯一の直行便を運航するFJは、成田~ナンディ線を週2便で結ぶ。8月にはスケジュール変更を予定しており、これによりオーストラリア5都市、ニュージーランド3都市、日本各都市への往復同日接続が可能となる。これに対しトンプソン氏は「スケジュール変更が大きなきっかけとなり、日本からの訪問者数も大きく伸びるのでは」との期待感を示している。
24年7月30日まで | 24年8月2日以降 | |
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成田-ナンディ(FJ350) | 2125 0955+1(火・金) | 1630 0435+1(水・土) |
ナンディ-成田(FJ351) | 1415 1930(火・金) | 2355 0610(火・金) |
今後の日本路線における計画に関して、FJチーフ・マーケティング兼セールスオフィサーのアクイラ・バティウェティ氏によると、現在新たに羽田など成田以外からの接続も検討しているとのこと。現時点では、成田含め26都市に就航しており、昨年にはバンクーバー、キャンベラ、ヌメアとの接続を開始した。
また、同社では昨年の成田線再開を機に新運賃体系「フライ ユア ウェイ」を新たに設定しており、価格毎でLITE、VALUE、COMFORT、PLUSの4段階に分けられているが、例えば、LITEの場合は機内持ち込み荷物1つのみで機内預けはなしなど、旅行者のニーズに合わせ選択が可能となっている。
バティウェティ氏は、フィジー及び同社の強みとして「燃油サーチャージがなく、価格が非常に手ごろ」である点を強調。イベントに登壇したフィジー政府観光局PRマネージャーの宮本紗絵氏も、「フィジーに行くべき5つのポイント」として価格面に言及しており、燃油の他、チップが不要である点や物価高の影響がない点をアピールした。
その他のポイントでは、ホスピタリティの高さや、大人専用のリゾート施設やファミリー向けリゾート施設など、ニーズに応じた選択肢の豊富さを訴求。
同局では、近日中に公式日本語サイトの公開を予定するなど、引き続き日本市場でのPRを強化する考えだ。