ANAHDが「ANA未来創造ファンド」設立、中期経営戦略の取り組み加速
ANAホールディングス(ANAHD)は、独立系ベンチャーキャピタル大手「グローバル・ブレイン」と共同で、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「AH-GB 未来創造投資事業有限責任組合(通称:ANA 未来創造ファンド)」を11日に設立する。
同ファンドは、「新規事業創出の加速」「航空非連動事業の強化による新たな収益機会の獲得」のほか、航空事業の収益性改善・体験価値向上が期待できる領域で事業展開を行うスタートアップ企業への投資を目的とするもので、主な投資領域には「次世代モビリティ」「カーボンニュートラル」などが挙げられており、対象地域は国内外問わない。
ANAHDは現在、中期経営戦略の3本柱として「エアライン事業の利益最大化」「航空非連動の収益ドメイン拡大」「持続的成長に向けたANA経済圏の拡大」に取り組んでおり、今回のファンドを通し取り組みを加速させる狙い。
発表によると、同ファンド規模は80億円、運用期間は10年となっている。