TIFS会員インタビューVol.3 国際ツーリズム 前原 勝 氏

  • 2024年2月26日
  • 出典:一般社団法人新観光創造連合会(TIFS)
-得意なエリアや、貴社のビジネスの特徴についてお聞かせください。

前原 やはり事業を立ち上げた関西中部が一番強いですが、その他東京はもちろん北海道や九州も手配可能です。バスの手配はたまにしかしないという旅行会社さんは、いざ調べてみるとバス会社が多くてどこに電話していいかわからないということもあるかと思いますが、私共はご要望をヒアリングした上で適切なバス会社を選んでご提案できるというのが強みです。お問い合わせが入る段階で、SAFTY BUS の星の数のご要望などまでヒアリングして、それに対応しています。地域ごとに星の保有率についてもばらつきがありますが、トータルでリクエストに応じられるよう工夫をしています。

 また、旅行会社さんが直接バス会社に連絡しても実績がないと前精算を要求されることが多いのですが、バス会社さんと売掛契約をしている当社を通すことにより資金繰りも改善できる場合があります。但し当社との取引実績がない場合などは、バス会社さん同様に車両代金のみ前精算の場合があります。

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-現在課題となっていることはありますか。

前原 ドライバー不足です。全国で2000名減っていると言われています。見積もりのタイミングではドライバーが確約ができない状態で、見積もり確認中にドライバーが埋まってしまったということも。お客様側で見積もりチェックに時間がかかると状況が変わってしまい、また取り直しをする必要が出てきてしまうことが課題ではあります。

 また、コロナ前から比較すると、バス会社から提示される金額も1.3~1.5倍になっています。コロナ前には9万円台で取れた旅程やランクのものが現在では12~15万円程かかるということもありますので、その点の理解も必要です。

-最後に、TIFS会員及びトラベルビジョン読者へのメッセージをお願いします。

 コロナ禍により業界を離れた方が多く、自社の事業にも手が回らない会社様も多いと聞き及んでおります。外で営業してお客様を獲得してからが旅行会社の仕事ですが、内側の手配にお困りのときはご相談頂ければ、できる範囲でご対応させていただきます。

 将来的には、旅行会社も旅行者も多様化していくでしょうし、パイも小さくなっているので、本業である旅行サービスの手配については中長期で見れば減っていく可能性もあります。新規事業なども考えていきますが、他社様との協業というものもやっていけることがあれば、やっていきたいと思っています。

 今は大阪地盤ではありますが、東名阪や北海道、沖縄にもネットワークを広げていきたいと考えていますので、お気軽にお声がけください。

株式会社国際ツーリズム
業務内容:旅行サービス代理業、バス手配他
お問い合わせ先:info@kokusai-t.com
※小人数で運営しておりますので、ご連絡はメールにてお願いいたします。


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