オールインクルーシブに感じること、適切な入山料っていくら?-インプリージョン オダギリサトシ氏
オールインクルーシブもええことだけじゃない
私らのいる観光業界では
もっぱら高付加価値高価格化すべきといわれており
私もそれに同意っちゃ同意なんですが
なかなか難しい面もあるなぁと感じたお話をひとつ
先月
二つのオールインクルーシブのホテルに泊まったんです。
一つは都心部
もう一つはそこそこの観光地です。
個人的には
大酒飲みで安酒で満足できるタイプの私としては
オールインクルーシブのホテルは
追加料金の不安もなくて安心して飲めるので大好きなんです。
何なら
早々とチェックインして
15時過ぎから部屋でプシュッと喉を潤し
ラウンジがオープンするやいなや
ラウンジに行って景色を見ながら酒を飲み
夕食の際も遠慮せずにワイン飲んで
食後に風呂入ったらラウンジで水分?補給。
寝る前に部屋で寝酒。。。。
といった過ごし方は最高やなぁと思うのです。
なもんで
都心部でも観光地でもご機嫌にそのような過ごし方をしていたのですが
違う側面も見てしまったのです。
というのは
そこそこの観光地の方での出来事。
連泊していたので
2日目は
オールインクルーシブの内容だけでは物足りず
ホテルを飛び出し飲みに出たのです。
そこそこの観光地なんで
観光客目当てのコンビニや居酒屋などがあったんです。
以前は。
ところが今回
居酒屋はやっている店が少ないし
コンビニは21時には閉まるとのこと
コロナで商売が厳しかったかなぁ?
なんて思っていましたが
地元の人に聞くと
コロナが明けたら
オールインクルーシブプランをするホテルが増えて
宿泊客が宿から出なくなって
飲食店やコンビニだけでなく、土産物店も厳しいとのこと。。。
おぉぉダークサイド。
もちろん
大型宿泊施設の集客におんぶに抱っこで甘えていた
地元事業者の努力不足は否めないでしょう。
とはいえ
長年コバンザメ商法や参道ビジネスをやってきた人が
突然ビジネスモデルチェンジをするのも難しい話。
オールインクルーシブの高付加価値高価格化は
消費者やホテルにとっては良かったでしょうけど
地域振興を考える身としては
もう少し視野を広めて考えなあかんなぁと思った次第でした。
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