エバー航空日本支社支社長 陳啓偉氏
明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2023年は弊社におきましては、日本から台湾への業務渡航需要、台湾以遠の渡航需要がありがたいことにパンデミック前のレベルを超える状況となりました。台湾から日本へのインバウンド需要も旺盛で、皆様も日本各地で多くの台湾からの旅行客を目にされているかと思います。しかしながら、円安や物価高などの影響により、日本からのレジャーのアウトバウンド需要の回復はまだこれからというところです。
昨年は弊社にとって、日本路線における記念の節目が続いた1年でした。3月に新千歳-台北路線が就航20周年、4月に関西-台北路線が就航25周年、6月に小松-台北路線が就航15周年を迎えました。このような記念の節目を迎えられましたのも、ひとえに日頃からお世話になっております皆様のおかげです。また、8月からは羽田-台北/松山路線に弊社の主力機であるB787-10型機を導入し、大変ご好評を頂いております。
2024年も6月に沖縄-台北路線が就航10周年、9月に仙台-台北路線が就航20周年、12月に福岡-台北路線が就航30周年、同時に日本就航30周年という大きな節目を迎えます。また、コロナ禍より運休しておりました松山-台北路線は3月からの運航再開が決定し、青森-台北路線もまずは冬季にチャーター便を運航予定です。引き続き日本路線の充実を目指すとともに、日本から台北桃園空港経由で、スムーズに世界各地へ移動が可能な弊社の利便性を、多くの方にアピールできたらと思っております。
日本の皆様に末永くご支持いただき、選ばれる航空会社として、今年も引き続き安全で高品質なサービスの提供を行うとともに、業界の皆様と一丸となり、早期に日本の旅行需要を回復させ、インバウンド、アウトバウンド双方の需要が堅調に推移出来るよう努めて参る所存です。
本年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。