ハワイレポート後編【ワイキキ実感】バリューのある旅を楽しむためには?
The Busでワイキキから30分の「カハラモール」へ。高級住宅街のエリアになって、上品な品揃えのローカルのショップやブティックが集まっていて、気の利いた品が見つかる。ランチは、ハワイ発祥の麺料理サイミンが食べたくて、地元の人が使うダイナーの「Zippy's」へ。レギュラーサイズは7.55ドル。ここは、手頃に味わえるローカルの味で、メニューも豊富。ミニサイズを注文できるものも多い。
ワイキキに戻り、クレジットカードのラウンジをのぞくと、無料のドリンク提供や荷物の一時預かりのほか、キッズスペースや授乳室などベビー対応もあり、多くの日本人で賑わっていた。その後に別のクレジットカードで無料のピンクトロリーに乗って「アラモアナセンター」へ。停留所はホテルやいろんなスポットにもあってドライバーが解説も入れたり、2階建てのちょっとした観光バスのようで楽しい。1億円超えの高級コンドミニアムが並ぶワードヴィレッジを定点観測。
夕食は、ワイキキのステーキ&タパスを楽しめるレストラン「ファイヤーグリル」でリーズナブルなタパスをいろいろオーダーする。3.5ドル〜18ドルまでと気軽に楽しめる。バーベキューリブで有名な「トニーローマ」仕込みというベイビーバックリブが、ディナーサイズとタパスサイズがあるのがいい。3〜6時にはさらにお得なハッピーアワーもある。ここはワインの品揃えも豊富。ハッピーアワーの後もボトル35ドルでオーダーできる各国ワインがずらりと並ぶ。
交通手段・食事・休憩など工夫をすれば、そんなに一人何万円とはかからず楽しめた一日。ホテルもリゾートフィー(10〜30ドル)やタックスなどかかるが、海沿いでなければ通常の時期であれば、200ドル以内でも見つかる。滞在したのは、ホノルルマラソンの前週で、果たして、今年の日本人ランナーは昨年から倍増したという。そろそろ「何もかもが高い」というので「ハワイへ行けない」という思い込みは終わりそうに思う。
取材・文 小野アムスデン道子