開業後半年でリピーター多数、沖縄レンタカーのHANDYMAN、「沖縄の交通課題を解決したい」
-レンタカー事業をやるためだけに沖縄に来たわけではないと聞きましたが。
大下 現在は沖縄の交通としてマストなレンタカーから入っているが、将来的にはもう少し広い領域でビジネス展開をイメージしています。地域の課題をあげたら切りが無いが、沖縄から世界へ、世界から沖縄へ、人流を含めた交流を促進するような働きをしたいと考えています。
-今やっているレンタカー事業を海外でやるとか、海外のお客を沖縄に誘致するなど?
大下 観光の入り口・受け皿としてレンタカーは最初のフェーズ、その後派生するものはたくさんあります。それらを総合的に表現・提供していくものを作れると、もう少し戦える企業になっていけるのではと思っています。レンタカーはあくまで入口におけるひとつの信用が得られるコンテンツと捉えています。
-ピーク時に空港周辺が混むとかタクシー運転手が減っているなどの二次交通の問題を解決するというのは県政にとっても重要ですね。
大下 現在、「人と車を移動させる」というレンタカービジネスに携わっていますが、ここをもっと汎用的に使える権利があれば面白いと思います。人も車両も多少は余っており、常に100%稼働しきっているところはないです。
もう少し横の連携が取れて、「余っているから使う」をもっとフレキシブルに自社判断できるようになれば一番社会貢献ができそうな事業体ではないかと思っています。ライドシェアも話題になっていますが、実際には車を運転できる「人」がいない。そうなると、人材を抱えている大企業が連携して課題解決をしていくなどが本質的な方法ではないかと思います。
ホテル客室も車もあるが、オペレーション人材だけが不足していますので。ただし、そこには一定の規制緩和が必要です。お金さえ貰わなければトライアルはできるので、来年何かしらそこに切り込むチャレンジをしてみたいと考えています。
-最後に沖縄でおすすめの飲食店を教えてください。
大下 那覇にある「キッチンひかる」です。「ザ・沖縄」という感じではありませんが、落ち着いておばんざいとお酒を楽しめます。スタッフの方々も元気で気持ちが良い接客なので、リラックスして楽しめます。