インフィニ トラベル インフォメーション（インフィニ）はこのほど、「インフィニ LCCセミナー2023」を開催した。同社は世界60か国、約140社のLCCの検索、購入を可能とする「INFINI LCC Search」を提供している。

　インフィニ企画部の三好篤志氏によると、9月時点での、フルサービスキャリア（FSC）含めたアジア系航空会社の成田空港（NRT）発着の国際線就航数では、その3割以上をLCCが占め、INFINI LCC Searchの本年の国際線セグメント販売数は既に19年レベルに回復するなど、LCCの回復傾向が著しい。

　現在国内15都市、18路線に、国際線6都市、10路線に就航するジェットスターは、12月から旭川に就航を開始するほか、FSC含めアジア4位の規模を誇るLCCエアアジア・グループは現在アジア各国から羽田、成田、関空、千歳、福岡へ接続しているが、同社営業部マネージャーの神田洋右氏によると、「今後もフィリピンからの接続を中心に増便を行う」予定だという。

　また、エアアジア・グループでは「フライスルー」と呼ばれるさながらFSCなサービスを提供。経由地での受託手荷物のピックアップを不要とするほか、乗り継ぎができなかった際に無償でのフライト変更などを行う。

　LCCの回復基調を背景に、インフィニでは積極的にLCCの新規接続を図り、INFINI LCC Searchでは現在国際線146社、国内線6社の検索手配が可能となり、本年上期の総客実績は約9.4万人にのぼった。

　同セミナーには計17社のLCCが参加し、集まった約60名の旅行会社らとワークショップが行われた。参加したLCCは下記の通り。

BX(エアプサン)、D7(エアアジア)、GK(ジェットスタージャパン)、HB(グレイターベイ)、IT(タイガーエア台湾)、LJ(ジンエアー)、RF(エアロ K)、RS(エアソウル)、SL(タイライオンエア)、TR(スクート)、TW(ティーウェイ)、VA(ヴァージンオーストラリア)、VJ(ベトジェット)、VZ(タイベトジェット)、ZG(ZIP AIR TOKYO)、5J(セブパシフィック航空)、7C(チェジュ航空)