[PR]「世界一」のドバイならではの効果的なインセンティブとは?CBによる充実のサポートも
世界有数のMICE開催スポットとして知られるドバイ。2023年上半期には今後開催が予定されるMICEをすでに143件誘致している。そんなドバイが日本からのMICE誘致に注力している。公式コンベンションビューローである「ドバイビジネスイベンツ」はこのほど、日本で初めてMICEを扱う旅行会社向けのリトリートイベントをシルクロードの終着点としてドバイとかかわりのある奈良にて開催。インセンティブを中心に「イノベーティブ」なドバイの魅力を訴えた。今回は来日したドバイビジネスイベンツデピュティディレターのカリーナ・ソラヤ・ランス氏にドバイでMICEを開催する意義や同ビューローによるサポートなどについて話を伺った。
「世界のMICE開催国」ドバイでMICEを開催するメリットは?
ドバイビジネスイベンツはドバイ経済観光庁の傘下にあるコンベンションビューローで、ドバイでのMICEセクターへのサポート活動を手がける。2003年から活動をはじめており、現在は東京を含む世界16都市のオフィスを有している。同団体でコングレスディペロップメント&コンベンションサービスを担当するランス氏は、「ドバイのイノベーティブさをアピールし、MICEデスティネーションとしてシェアを拡大していく」と同団体のミッションを説明した。
ドバイは2033年までの経済アジェンダ「D33」に基づきMICEの誘致に取り組んでいるところ。D33では持続可能な経済発展とGDPの倍増、「ドバイを世界で最も速く安全で繋がりのある都市にする」などの目標を掲げており、MICEの誘致はビジネスと知識の発展に寄与し、経済成長の原動力になるとの考えだ。
こうした努力は身を結び、米国の旅行専門誌『グローバル・トラベラー』の「世界最高のMICE都市」2022年では、ドバイはソウルに次いで2位にランクイン。Cventによると、ドバイは中東アフリカでNo.1の会議開催地だという。
そんな「世界のMICE開催国」ドバイでMICEを開催するメリットとして、ランス氏は「欧州やアジア、アフリカなど世界各国からのアクセスの良さ」を挙げる。ドバイ国際空港は80社以上の航空会社が234以上のデスティネーションに就航しており、ACI(国際空港評議会)によれば、国際線旅客数は2014年から2022年まで世界一位を独占中だ。
加えて、ランス氏によればドバイは中東で唯一非営利な専門協会・業界団体などを設立できる都市であり、さまざまな業界団体の本部があり、大型ミーティングやイベントが開催しやすいというメリットがあるという。さらに宿泊施設の選択肢の幅広さも特徴。宿泊施設はスタンダードクラスから五つ星まで804軒・14万6496室あり、このうち五つ星ホテルは151軒・4万9585室を誇る。
日本市場は「インセンティブ」、モチベーションUPに最適なドバイを訴求
ランス氏は日本市場について「(市場規模が)一番大きいインセンティブに注力していく」とコメント。日本市場は新型コロナの影響から回復しつつあり、2024年のインセンティブ開催に関する問い合わせも入ってきており、リピーターに加え初めてドバイでインセンティブを開催したいというニーズもしっかりあるという。ランス氏は「過去40年で急成長を遂げてきたドバイを体感することは、販売店や販売担当者のモチベーションアップに最適」とアピールした。
中東の漁村として始まったドバイは、1971年のアラブ首長国連邦創立以来石油・貿易国として急成長。2022年のGDP成長率は4.4%で、2023年の成長率はOECD、EU、アメリカを上回っている。貿易については石油以外の対外貿易量がコロナ禍の2021年上半期で前年比10%増の4800万トンに急増しているところ。同氏によれば、こうした成長をセールスパーソンに感じてもらうことで、販売へのモチベーションが高まるとの考え。ランス氏は「パリやバルセロナ、シンガポール、シドニー、ハワイなどさまざまなMICE開催地はあるが、ドバイにはそうしたデスティネーションとは異なり、モチベーションアップとしての要素が多い」と強調した。
ドバイではさまざまなインセンティブが開催されており、例えば2019年にはアムウェイが「APACリーダーシップ・セミナー」を開催し、日本を含むAPEC11ヶ国から1万人が参加。日本を代表する自動車メーカーも500名規模のグループでインセンティブツアーを実施した。
2023年10月にはWFDSA(訪販協世界連盟)の世界大会が開催される予定のほか、ドバイビジネスイベンツによれば2024年以降も500名以上のグループが予定されており、先日の奈良でのイベントでも旅行会社からいくつか問い合わせ案件があったという。