JATAと韓国観光公社、9月から韓国旅行促進へ取り組み 「食」テーマに
日本旅行業協会と韓国観光公社は9月から、「韓国絶品グルメ30選」をテーマに韓国旅行促進に取り組む。
韓国旅行の目的として常に上位に上がる食を前面に、JATA会員旅行会社が旅行商品をつくり、韓国旅行を呼びかける。
絶品グルメ30選は韓国観光公社が選出した韓国人にも人気のグルメで、ツアーには「韓国人なら、その料理はここで食べたい」という、料理発祥の地や本場として知られる地域での食事を含むコースを組み入れる。
7月26日にJATA会議室で開いた説明会で、韓国観光公社東京支社のカンヒィジュ次長は「日本からの旅行者に、韓国の厳選グルメを本場の風土の中で食べてもらいたい」と話し、新しい韓国旅行の魅力としてアピールする考えを示した。
絶品グルメ30選の本場は韓国全域に広がり、全州マッコリ定食は全羅北道で、安東チムタクは慶尚北道で、テゲ(ズワイガニ)は釜山でと言った具合に、韓国旅行のソウル一極集中から地方都市への誘客も促す。
韓国観光公社のキムグァンミ支社長は「JATA各社の販売支援を最大限していきます。日本の皆さんには韓国に来てもらい、海外旅行の楽しさを思い出してほしい」と訪韓を呼びかけた。
販売支援策としてJATAと韓国観光公社では、9月1-11月30日の期間に30選を1カ所以上入れ、専用ロゴを付したツアーを対象に、「韓国絶品グルメ30選ツアー」コンテストを実施する。ツアーの魅力度や実際の集客数などから最優秀賞など4点を表彰する。
すでにJTB、日本旅行などJATA会員会社16社22部署がコンテストへの参加を表明している。エントリーは8月まで受け付け、合計で100を超えるツアーが作られることに期待している。
情報提供:トラベルニュース社