カリフォルニアから観光代表団・ビジネス・農業部門の約100名が来日 観光関連団体と観光プロモーションの合意も
カリフォルニアから観光代表団・ビジネス・農業部門の約100名が来日し、3月15日、カリフォルニア観光業界から日本の旅行者を再びカリフォルニア誘う新たなパートナーシップと施策が発表された。
カリフォルニアは、日本人が最初に移住したサクラメントをはじめ、日本の姉妹都市も数多く、長年にわたる絆を結んでいる。ビジネスやカルチャーの分野でも緊密な関係で結ばれている。観光においては、コロナ前の2019年にカリフォルニアを訪れた日本人旅行者は555,000人を超え、約14億ドルの消費規模だった。2023年には来訪者数と消費額がそれぞれ57%、62%までに回復することが見込まれている。
こうした状況を踏まえ、カリフォルニア観光局長兼CEOであるキャロリン・ベテータ氏、また観光局と提携関係にある、カリフォルニア州副知事エレニ・コウナラキス氏と知事上級顧問兼知事室ビジネス・経済開発(GO-Biz)ディレクターのディー・ディー・マイヤーズ氏が率いる日本への大規模な業界代表団による訪問となった。カリフォルニア観光局は、日本旅行業協会とエイチ・アイ・エス(HIS)との間で、観光プロモーションの促進について長期的な基本合意書を交わした。
また、このパートナーシップの締結に合わせて、新たなコンシューマー向けの施策も発表された。3月19日までカリフォルニア観光局のCMが渋谷スクランブル交差点の12枚のビルボードで放映され、新たなアウト・オブ・ホーム・キャンペーンを展開するほか、カリフォルニア観光局のコンシューマー向け日本語版ウェブサイトとSNSメディアも再開する。
記者発表会では、カリフォルニアは世界遺産のヨセミテ国立公園などの豊かな自然を次世代につないでいくために、全土でサスティナブルツーリズムの基本方針となる「California Responsible Travel Code」を旅行者に案内していることも発表された。
カリフォルニア観光業代表団は、ロサンゼルス観光局、サンディエゴ観光局、サンディエゴカウンティ地域空港公団、ビバリーヒルズ観光局、カーサ・デ・フルータ、リッジモント・ホスピタリティ、サンタモニカ観光局、グレーター・パームスプリングス観光局、ナパバレー観光局、ニューポートビーチ観光局、サンタバーバラ観光局、サンルイスオビスポ観光局のCEOが参加し、新たなアクティビティなど魅力的な観光資源についてアピールした。
食の分野ではミシュランの星付きレストランが100店(グリーンスター11店含む)が選出され、スポーツの分野では野球のメジャーリーグやバスケットボールでも日本選手の活躍がめざましい。また2028年のオリンピック開催を控え、ロサンゼルス国際空港の改装が進行中。直航便で10時間、日本から週71便が飛ぶカリフォルニアのポテンシャルはまだまだ高まりそうだ。
カリフォルニア観光局 https://www.visitcalifornia.com/jp/