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ヒルトン・シンガポール・オーチャード、アジア太平洋地域で最大規模1080室でレジャー、MICEに対応-日本人向けサービスも

  • 2022年12月9日
-今、業界に求められているサスティナブルツーリズムの観点ではどうですか。
シンガポールの中心、オーチャード・ロードに面してひときわ目立つ外観

ヌブル サステナブルな経営がビジネスの成功と直結している今、ヒルトンは世界最大のホテル企業のひとつとして、コミュニティと地球を保護するという重要な責任を負っていると思います。ヒルトンとして、将来を見据えた環境、社会、およびガバナンスプログラム(ESG)の戦略を立てています。「ヒルトン・シンガポール・オーチャード」でも、このヒルトンの環境の持続可能性と地域社会に対する取り組みをあらゆるところで推進しています。

 すべての客室とホテル内で、従来の使い捨てバスアメニティを補充型のバスアメニティに変更。すべてのゲストに高品質な飲料水を無制限に提供するため、ホテル敷地内に特注の水ろ過と瓶詰めの施設を設け、使い捨ての飲料水ボトルを廃止しました。キーカードは、環境に優しい木製を使用することで、年間約4万枚のプラスチック カードを削減しています。ゲストはヒルトン・オナーズ・アプリを通じて、デジタル・キーで客室やホテルのその他のキーが必要なエリアにアクセスすることができます。また、廃棄物管理とリサイクル・プログラムによって、徹底してロスのない消費をしています。

-パンデミックによって、観光業界で問題になっている人材不足にはどのように取り組まれていますか。
オールデイダイニング「エステート」の内装には果樹園のモチーフが施されている

ヌブル 業界がこの2年間、最も困難な時期であったことは間違いありませんが、明るい兆しの見える今は、私たち全員がより良く、より強く、より情熱的に仕事に取り組めるようになっています。ビジネス需要が再開したときに行う適切なトレーニングと人員配置、そして長くてやりがいのあるキャリアを提供できるよう、チームメンバーのサポートと開発には十分な投資をおこなってきています。

パンデミック後には、今までとは異なる新しいホスピタリティを創造していく必要があります。チームメンバーの作業プロセスを効率化・合理化するため、ゲストと通信するためのデジタルメッセージングシステムや、ゲストがオンラインでインルームダイニングを注文できるデジタル注文システムなどのテクノロジーも導入しています。

-2023年に向けて、また日本人のお客様に向けての一言をお願いします。
ヌブル氏。お気に入りのバー「ジンジャー・リリー」の前で

ヌブル 2023年1月に446室のオーチャード・ウィングの改装が完了すれば、トリプルシェアやコンバーチブルベッドを備えた客室が加わり、さらに大家族やグループ旅行にも適したホテルとしての地位が強化されます。また、ホテルに近接するショッピングの複合施設や、100以上の地元ブランドや地元デザイナーが入るデザイン・オーチャードのほかに、2023年にはスケートボードやサーフボードなどの総合ボードスポーツ施設「Trifecta」も徒歩圏内にオープン予定でエンターテイメントの楽しみも増えます。

 日本人のお客様向けや日本のツアーグループに対応するための、ツインベッドやコネクティングルーム、日本のテレビチャンネルも多数ご用意しています。また、今後、専任の日本人ゲストリレーション・マネージャーを採用する予定です。日本の浴衣をバスローブとして客室で利用できるようリクエストに応じて調達する計画もあります。

 2023年には、「ヒルトン・シンガポール・オーチャード」も1周年を迎えますので、さらにご旅行やMICEイベントでのご利用をお待ちしております。

-ありがとうございました。