【タイ現地レポート】完全開国も物価上昇、大麻は「解禁」されたのか?
大麻は解禁されたのか?
気になる方もいらっしゃると思いますので、タイの大麻の現状をお伝えします。タイ保険省は6月9日に医療目的のみに限定して大麻を解禁しました。それを受けて、法律を拡大解釈したと思われる一部の方々がTwitterなどで、「大麻が解禁された」「法が未だ整備されていないだけで解禁された、あとで法整備される」等と謳い、大麻を吸うツアーの募集や、コンドの入り口に大麻ショップをオープンさせるなどしている日本人がいますが、タイで働いている私達から言わせてもらうと迷惑な行為です。一部の店で大麻が売られているのは事実ですが、娯楽目的での大麻の使用は「違法」で、実際は日中に路上で大麻を吸っている人は居ません。日本人旅行者が大麻を吸っているところを警察に見つかり、数万バーツ罰金を払ったという話もありました。個人的には大麻ブームもしばらくすれば落ち着き、そういう事を言っていた人たちも居なくなると思っています。
地方都市「シラチャ(Sriracha)」
初めてのレポートということもありますので、私が普段暮らしているシラチャ(Sriracha)についてご紹介させていただきます。シラチャはバンコクから車で1時間半くらいにある地方都市です。バンコクを東京だとすると、位置的には木更津ぐらいかと思います。数十年前はただの漁村でしたが、近くにタイ最大の港であるレムチャバン港があり、この近辺に巨大な工業団地が幾つもあるので、日本人が5000~6000人ほど暮らしています。タクシーが街に無く、駐在員は自分で車を運転したりバイクタクシーを使うことが禁止されているため、徒歩圏内に日本食屋・マッサージ屋・スナック(カラオケ)が密集しています。この地方都市の日本人の人口密度は、日本国外では世界一と言われています。
コロナ期間の約2年間は駐在員の帰任や新任の人たちが通常時より少ないようでしたが、最近は帰任や新任の方が増えています。ただ、駐在員全体の数は年々減少傾向です。私の取引先も、日本人駐在員がおらず時々日本から社長が出張で来ているという会社さんが2社あります。日本の景気が悪く、経費が掛かる駐在員を置いておく余裕が無いのかも知れません。
最後に
いかがでしたでしょうか。コロナが収束に向かい誰でもタイに来られる状況になったので、このレポートの存在意義が薄れ、次回があるか分かりませんが、また機会があれば書かせていただきたいと思います。ありがとうございました。