エア・カナダ、下期は同日乗り継ぎでトロントからハバナへ、旅行会社へ商品造成呼びかけ-キューバセミナー開催

  • 2022年8月30日
AC日本支社長の伊藤正彰氏

 エア・カナダ(AC)はこのほど10月30日に羽田/トロント線の再運航に伴い、旅行会社を対象としたキューバセミナーを開催した。冒頭で挨拶したAC日本支社長の伊藤正彰氏は、「羽田/トロント線のデイリーでの運航再開、成田/トロント線も週4便運航します。これに合わせて待望のトロント/ハバナ線も再開し、いよいよお客様にご案内できる。(旅行会社の)皆さまと一緒にキューバの販売をおこなっていきたいと思いますのでご協力をお願いいたします」と呼びかけた。また、9月7日より日本への帰国・入国時の現地での検査が不要になることにも触れ「海外旅行への障害が無くなり9月以降はもう一度復活のための加速をしていきたい」と意気込みを述べた。

 セミナーはAC旅客営業部アカウントマネージャーの鈴木敬一氏からハバナ線の運航状況や空港での留意点を案内。10月末より日本からハバナへはトロント経由で同日乗り継ぎが可能となり、12月17日までは週4便(火・木・金・日)、12月18日以降は週6便(月・火・水・木・金・日)体制となる。乗り継ぎの際は預け手荷物のピックアップやカナダの入国審査は不要でパスポートコントロールのみとなり、鈴木氏は「トロントでの乗り継ぎは第1ターミナルで全て完結する」とスムーズさを強調した。

AC旅客営業部アカウントマネージャーの鈴木敬一氏

 現在、空港が混在しておりACでは出発の4時間前までに空港へ到着することを案内しており、「チェックインはスムーズに終わるケースがあるが、保安検査が非常に混んでいるので、なるべく早く空港へ到着して手続きをおこない、ゲートに行っていただけるようお願いをしている」(鈴木氏)。なお、チェックインはACのウェブサイトからは24時間前から、空港のキヨスクは12時間前から、空港カウンターは3時間前から可能となっている。

 また、AC専用のラウンジは全てオープンとなっており、機内食はホットミールでコロナ前と同様のサービスを提供している。さらにトロントとバンクーバーではACの国際線ビジネスクラスの搭乗者のみが利用できる「シグネチャースイートラウンジ」も再開しており、鈴木氏は「アラカルトの食事やバーも利用ができ、全て無料で提供している」とアピール。

 そのほか、2023年6月3日より関空/バンクーバー線が再就航することを案内。週4便でB788で運航予定となる。AC関西地区旅客営業担当部長の阪井裕司氏は「夏場の季節運航となりますが、コロナ前の実績では人気であったので、ぜひ商品造成をお願いいたします」と述べた。