グアム、東名阪でロードショー開催、増便で需要回復の期待高まる
グアム政府観光局(GVB)はこのほど日本/グアム就航55周年事業の一環として「Go Go GUAM ロードショー2022」を東京、大阪、名古屋で開催した。グアムのサプライヤー16団体が来日し、旅行会社のほか業界関係者200名以上が参加した。
ロードショーの冒頭、GVBマーケティングマネージャー日本のレジーナ・リヴァイ・ネデリック氏と、GVB日本オフィスエグゼクティブディレクターの秋葉祐輔氏が「この2年半の間、グアムの各施設では感染対策や観光客の受け入れ準備をおこない、進化したグアムの各種サービスを提供できる体制を整えてきました」と述べ、「ロードショーで安心・安全・清潔、3時間半で行けるアメリカンリゾートであるグアムの魅力を再発見してほしい」と挨拶した。
2022年は日本/グアム就航55周年の年で、GVBでは記念キャンペーンとして「Go Go!GUAMキャンペーン」を実施しているところ。キャンペーンは"55"にちなみレストランやホテル、アクティビティなどの特別サービスや特典が受けられ、現在、37社が参加している。
また6月12日よりグアムへの入国はPCR検査の陰性証明書は不要となり、パスポート、ワクチン接種証明書、電子税関申告書(EDF)のみとなった。尚、ESTAは45日未満の滞在であれば申請が不要。また、日本へ帰国時も自宅待機の必要がない。ネデリック氏は「水際対策の緩和がグアムの観光復活への強い追い風になっていると思う」と期待感を示した。
具体的な活動についてはGVB日本オフィスアカウントディレクターの小路伸佳氏より説明がおこなわれた。GVBでは新ブランドキャンペーン「#Here We Guam」を展開しており、これは「Here we go!」と「GUAM」をミックスしたメッセージで、友人や恋人とどこかに行くときに用いるようなカジュアルなものにしているという。
小路氏は「旅行会社のみなさまの売れる環境をつくっていきたい」と述べ、関東ではデジタルやSNSを利用したプロモーションを実施し、大阪、名古屋、福岡ではテレビCMなどおこない「認知向上と需要喚起をおこなっていく」と語った。今後の旅行業界向けの活動としては7月のJATA/JOTCのウェビナーへの参加や9月のツーリズムEXPO2022への出展、グループ/MICEセミナーを主要都市などで開催する予定だ。
ロードショーではユナイテッド航空(UA)からも最新情報のプレゼンテーションがおこなわれた。8月1日より成田/グアム線はトリプルデイリーとなり週21便が就航。関空/グアム線は7月1日より週3便、中部と福岡は8月より週2便が就航することになり、8月以降の日本/グアム線は週28便体制となる。使用機材は全てB737-800型機でビジネスクラス16席、エコノミークラス150席。
UA日本地区営業担当支社長の高橋亨氏は「名古屋、大阪、福岡は元々、デイリーまたはダブルデイリーで運航していたので、1日も早く戻したいと思っていますが、そのためには旅行会社様の力が一番のエネルギーになりますので、販売のご協力をいただければと思います」と増便の意欲を語った。