アフリカ商会、セネガルガイド出版に向けクラウドで資金調達
セネガルの首都ダカールで日本人旅行者向けサービスや日本企業の支援などをおこなうJAPON COMMERCE社(日本での名称「アフリカ商会」)はこのほど、日本初のセネガル旅行ガイドブックの発行に向け、クラウドファンディングサービス「READYFOR」を活用した資金調達を開始した。セネガル観光に対する認知度拡大や、日本人旅行者の増加による同国の観光業従事者約10万人の収入増などがねらい。
クラウドファンディングによる調達目標額は82万5000円で、出資は1口3000円から可能。出版が実現した際にはセネガルのガラス絵や、現地での1週間のホームステイなどを提供する。支援の締め切りは11月29日の23時で、それ以前に出資総額が目標に達した場合、出版に向けたプロジェクトを開始。12月7日から取材を開始し、2016年4月末頃には執筆を完了したのち、Amazon.co.jpで電子書籍として販売する。
同社代表の山田一雅氏によれば、セネガルには7つの世界遺産に加えて「バラ色の湖」として知られるラック・ローズなどの観光資源があり、フランスなどの欧米諸国から毎年多くの観光客が訪問。また、外務省の「海外安全ホームページ」でも、一部の国境地帯などを除く国土の大部分で危険情報が発出されておらず、治安は良好だという。