現地レポート:ラスベガス、カジノ以外の観光素材で女子旅訴求
エンターテイメント以外の豊富な観光素材
ショッピングやスパなどで女子旅訴求
ラスベガスには、ショッピングモールやスパなど女性グループが楽しめる施設も豊富に揃っている。岡部氏は「女性でラスベガスに来ないのはもったいない」と強調した。
ストリップ通りから比較的近いエリアにラスベガス・プレミアムアウトレット・ノースやフォーラム・ショップス、グランドキャナルショッパーズなどの大型ショッピングモールが多くあり、個人旅行者でも簡単にアクセスが可能だ。ストリップ通り沿いにあるショッピングモール「ファッションショーモール」では、毎週末モール内にランウェイを設置し、ファッションショーが開催されている。
さらに、ラスベガスには日本でも有名なチョコレートの旗艦店が点在しており、2014年6月には、ハーシーズ・チョコレートの店舗が開業した。MGMグランドホテル横にあるM&M’s ワールドでは、M&M’sのオリジナルグッズを販売しているほか、好きな文字をチョコレートに刻印できるコーナーや3Dアニメの映画館なども設置。小さい子供やチョコレート好きの女性など様々な層が楽しめる工夫が施されている。
また、ラスベガスの有名な観光スポットといえば、世界遺産に登録されている「グランドキャニオン」。今回はセスナを使用した「ハイライト・エアツアー」に参加した。ツアーはストリップ通りから車で約30分のボルダー空港から出発。飛行時間は約40分で、飛行中は日本語、英語、韓国語、中国語など16ヶ国語の音声ガイドを使い、グランドキャニオンの歴史などを知ることができる。
このほか、ダウンタウンでは、個性的な施設がありエンターテイメントシティ独特の雰囲気を味わうことができる。フリーモントストリートでは、ダウンタウンエリアの活性化をはかり、電飾のアーケード「フリーモント・ストリート・エクスペリエンス」が1995年に設置された。昨年にはスロットマシンをモチーフにした建物からスタートするジップライン「スロットジラ」がオープン。岡部氏によると、カジノの掛け金やホテルの価格が安いことから、リピーターなどが多く訪問するという。