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12年ロングステイは推計147万人-30代が増加傾向、マレーシア人気継続

  • 2013年12月12日

▽マレーシア人気継続、特定多数アンケート1位はオーストラリア

 ロングステイで滞在を希望する国、地域を尋ねたところ、1位は調査Aでマレーシア、調査Bでオーストラリアとなった。調査Aのマレーシアは2006年以来、7年連続で第1位を記録。タイ、ハワイ、オーストラリア、ニュージーランドと続き、10位内にアジアから6ヶ国・地域がランクインした。世代別では、30代以上で上位3位は総合ランキングと同様だが、30代未満は1位がオーストラリア、2位がカナダ、3位がマレーシアと異なる傾向が見られた。

 同財団によると、アジアはロングステイの受け入れ体制を積極的に整備し、観光誘致に力を注いでいることや、各地の政治的安定や経済発展などが人気の一因。アジアでのロングステイは、長距離滞在向けのビザを滞在し、年単位の滞在をする傾向があるという。

 アジア以外は、オーストラリアやハワイ、カナダ、フランス、イギリス、スペイン、スイスなどの欧州が潜在的な人気は高く、ビザが必要ない3ヶ月以内の滞在希望が多い。欧州は物価が高い印象があるが、財団によると都市部の滞在やハイシーズンの滞在を避け、物価の安い国に滞在するなど工夫をおこなえば、コストセーブが可能とした。

 一方、調査Bでは1位はオーストラリア、2位はハワイ、3位はニュージーランドで、マレーシアは14位。セミナーやイベントなどで事前情報を得た調査Aのグループと、不特定多数に対する調査Bでは希望する国、地域が大きく異なっており、同財団では、回答者の持つ情報量の違いが差異の要因になっていると分析。調査Bの回答者はテレビやインターネットからのイメージが強いのではとしている。