現地レポート:スーパースターヴァーゴの香港発着クルーズで新しい休暇体験

  • 2014年7月24日

アジア周遊旅行とリゾート滞在を同時に楽しむ
新しい香港旅行としての提案も

スーパースターヴァーゴが発着するオーシャンターミナルは香港の中心・チムサアチョイにある。ビクトリア・ハーバーの向こうには香港コンベンション&エキシビションセンターなどが見える(スカイ100香港展望台からの眺望)

 スタークルーズの旗艦船・スーパースターヴァーゴが6年ぶりに香港に戻ってきた。2014年10月まで、香港発着の3泊4日と1泊2日のショートクルーズを運航する。アジアに根付いたカジュアルクラスのスタークルーズと、飛行時間4時間半の香港との組み合わせは、新しいアジア旅行のスタイルと魅力に気づかせてくれる。クルーズファンのみならず、次の旅行先を探すファミリーなど、クルーズの新客層にも積極的に提案できるだろう。


4日間のあらゆる体験を「楽しませる」工夫

三亜のクルーズターミナルを見下ろすフェニックス・ウォーター・グロリア・リゾート。グローバルブランドの開発も進んでいる

 今回の旅程は、中国・海南島の三亜、ベトナムのハロン湾を巡る3泊4日のクルーズに、香港での前後泊をつけた6日間。世界に誇るグルメと夜景、ショッピングを有する香港、17キロのビーチが続き、“中国のハワイ”として開発が進む三亜、“海の桂林”と称される奇岩群と鍾乳洞が幻想的な雰囲気を漂わすハロン湾と、それぞれ異なる魅力に触れられる。モノ商品が主流の東アジアでは、まず旅程そのものがユニークといえる。

ハロン湾では沖止め。奇岩群に接近して観賞する湾内クルーズの小型船には、スーパースターヴァーゴから直接乗りこむ

 これに加え、船に戻ればクルーズならではの楽しみがたくさん用意されている。プール、フィットネス、カジノ、スパなどの施設のほか、ヨガやストレッチなどの船内プログラムも実施(有料もあり)。遊具付きの子ども用プールやキッズルーム、ゲーム、クライミングなど子ども向け施設も充実している。7万5338トンのスーパースターヴァーゴを、3泊4日のショートクルーズで楽しめるのは欲張りな体験だ。

クルーズで訪れると最後までハロン湾の雰囲気が楽しめる。霧が立ち込めた午前中と変わり、午後は違う表情のハロン湾が見られた

 特に印象的だったのが、エンターテイメントと食事。シアターではコメディ、マジック、パフォーマンスと毎晩タイプの異なるショーがおこなわれるほか、日付が変わる夜の時間帯にはラスベガススタイルのトップレスショー(有料・18歳以上)も開催。

最終日のショー、高難度のアクロバットや中国武道などのパフォーマンスは必見

 食事では無料のメインダイニング、中華レストラン、ビュッフェに、イタリアンやインド料理などの有料のレストラン、カフェ、バーなど計16もの料飲施設があり、バラエティ豊か。香港のセレブリティシェフとのコラボレーションメニューの企画や、2日目夜にはプールサイドで無料のバーベキュービュッフェも開催。あらゆる体験で乗客を楽しませようとする、スタークルーズの特徴が表れているようだ。

この道15年のシェフ。パフォーマンスもさることながら塩で富士山を描くアートな技も

 バルコニー以上の客室には特典として、料飲施設で使えるダイニングクレジットがついているので、これを活用すると食事の楽しみがさらに広がる。例えば、日本料理の「サムライ」では寿司、てんぷら、鉄板焼きを提供するが、鉄板焼きでは調味料や調理器具でリズムをとるパフォーマンスも見もの。料理人オリジナルの技もあり、料理を待つ間もわくわくする。

プールサイドでのバーベキュービュッフェ。賑やかな雰囲気の中、洋上を吹く潮風が心地よい

 参加した旅行会社からは「アトラクションやアクティビティが魅力的」と、船の設備や企画を評価する声が聞こえた。ドレスコードなし、ノーチップ制の“フリースタイルクルージング”でリラックスして過ごすことができ、短い期間だからこそ寄港地観光とクルーズライフをとことん遊び尽くせる。“自由に遊ぶこと”が苦手な日本人には、旅行会社から過ごし方のパターンを事前に提案するサポートがあれば、初日から“遊び”に精を出しやすいかもしれない。