【2025】ポーランド観光の絶対行きたい人気観光スポット2選!
ポーランドはこんな場所!
ポーランドは、ヨーロッパの中央に位置する国です。国土の大部分は、ポーランド語で「ポーラン」を「平原」、「ランド」を「国」と解釈するほど、なだらかに広がっています。ヨーロッパの中では物価が比較的安く、ショパンの故郷として知られるほか、琥珀やハンドメイドなどの工芸品が有名です。
首都ワルシャワやクラクフは、それぞれ歴史的建造物や文化遺産が数多くあり、観光客に人気があります。ワルシャワは、第二次世界大戦で壊滅した後、再建された歴史地区が世界遺産に登録されました。クラクフは、ヴァヴェル城や中央市場広場など、中世の面影を残す街並みが魅力です。
ポーランドの四季は、日本とほぼ同じです。夏は最高気温が25℃前後と過ごしやすいですが、冬は最高気温が0℃前後まで下がるため、防寒対策が必要。快適に観光を楽しみたい方は、夏季の旅行がおすすめです。
首都ワルシャワで押さえておきたい!観光スポット8選
ポーランドは交通機関が整っており、主な移動手段はバスやトラム、地下鉄です。ワルシャワには指定エリアが乗り放題になるチケットがあるので、利用するとお得に名所を巡れます。1日券が15PLN(約550円)で購入でき、時間内は乗り降り自由であるところがポイント。
観光バスの乗り放題やワジェンキ宮殿、ショパン博物館などの指定スポットの入場料が無料になるチケットも販売しているので、上手く活用してみてください。ただしショパン博物館やワルシャワ国立美術館などは、無料で入れる曜日が設定されています。各施設の入場料の有無を考慮しながらチケットの購入を検討してみてください。
ここからはワルシャワでおすすめのスポットを8つ紹介しているので、観光先を選ぶ際の参考にしてください。
01|ワルシャワ王宮
ワルシャワ王宮は世界遺産に登録されており、国王ジグムント1世の居城として建てられた宮殿です。17世紀前後にかけてヨーロッパに広まったバロック様式が取り入れられており、かつての西欧の面影があります。
ヤン・マテイコやレンブラントなどの作品が展示され、芸術や歴史を学びながら城内を見学することが可能です。絵画や彫刻の鑑賞はもちろん、外から城を眺めるだけでも中世の雰囲気を味わえます。
スポット名 | ワルシャワ王宮 |
住所 | |
アクセス | Stare Miasto 02から徒歩約1分 |
料金 | 30PLN(約1,100円)~ ※水曜日は無料 |
02|サスキ庭園
サスキ庭園はワルシャワに古くからあり、一帯が緑に囲まれた庭園です。マルコーニ噴水やサスキ宮殿跡があり、地元の人や観光客の憩いの地として人気を博しています。和やかな空間に厳重な警備が敷かれた無名戦士の記念碑があり、他の庭園にはない雰囲気が漂っているところが特徴です。
夏は緑葉、秋は紅葉などと四季折々の景色を見られるので、どのシーズンに訪れても満喫できます。貯水池やマリア夫人の像もあるので、広い園内をのんびりと散策してみてください。
スポット名 | サスキ庭園 |
住所 | |
アクセス | Swietokrzyskaから徒歩約10分 |
料金 | 無料 |
03|旧市街広場
旧市街広場は、ポーランドの首都ワルシャワ観光において、象徴的な観光スポットです。広場内では、パステルカラーの建築物が軒を連ねる可愛らしい町並みを観賞することができます。しかし、これらの建築物は第二次世界大戦中にドイツ軍によって一度破壊されており、現在の姿は当時の建築物を再建したものです。
広場を囲むように配置された建築物の中には、レストランやカフェが点在しているので、昼食時には多くの旅行者で賑わっています。中でも「Bazyliszek Restaurant」は、ポーランド料理がメインのレストランで、人気店の1つです。豚のすね肉を使った煮込み料理はポーランドを代表するメニューなので、訪れた際にはぜひ試してみてください。
スポット名 | 旧市街広場 |
住所 | |
アクセス | Boleść 01(バス停)から徒歩3分 |
04|文化科学宮殿
文化科学宮殿は、スターリン様式として知られるソビエト時代に一般的だった建築様式の高層建築物です。元々はソビエト連邦の政治家スターリンによってポーランドに贈られ、「ヨシフ・スターリン」の名を冠していました。しかし、スターリンの死後、彼の時代の影響を縮小するために、ヨシフ・スターリンの名前は削除されました。
文化科学宮殿は42階建ての超高層ビルであり、3288室もの部屋を有しています。内部は一般公開されており、30階に位置する展望テラスからは、ワルシャワ市内を360度に渡って眺めることが可能です。午後8時まで営業しているので、30階からの美しい夜景を堪能しに訪れてみてください。
スポット名 | 文化科学宮殿 |
住所 | |
アクセス | Center(メトロ駅)から徒歩3分 |
料金 | 通常チケット:25ズウォティ(約910円) 割引チケット:20ズウォティ(約730円) ※割引チケットの対象は26歳以下の学生、3歳以上、65歳以上 |
05|大統領官邸
大統領官邸は1818年に建てられた建物で、かつてはフランス皇帝として活躍したナポレオンの司令部があった場所です。元々はポーランドの貴族であったラジヴィウ家の宮殿であり、一部ではコンサートやオペラが行われていました。1995年以降はワルシャワの大統領官邸として利用されており、基本的に内部は一般公開されていません。
ただし、ナポレオンの下で活躍した軍人ユゼフ・ポニャトフスキの像や、護衛の交替式の様子を見学することができます。ポーランドの歴史を知る上で欠かせない場所の1つなので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。
スポット名 | 大統領官邸 |
住所 | Krakowskie Przedmieście 46/48Warszawa, 00-071 Warszawa, ポーランド |
アクセス | Hotel Bristol 01(バス停)から徒歩2分 |
06|ワルシャワ国立美術館
ワルシャワ国立美術館は、ポーランド国内最大級の美術館で、83万点もの作品を所蔵しています。前身である「ワルシャワ美術館」は1862年に開館し、増築を繰り返すことで、現在の規模に成長しました。所蔵品は古代の美術品から現代アート作品まで幅広く、世界的に重要な美術館と言えます。
ワルシャワ国立美術館は非常に多くの作品を展示しているため、鑑賞には2〜3時間程度を考慮してください。また、毎週火曜日は常設展示のみが無料で入場できるので、気軽に芸術作品を楽しむことができます。
スポット名 | ワルシャワ国立美術館 |
住所 | |
アクセス | Muzeum Narodowe 06(トラム駅)徒歩3分 |
入場料(常設展) | 20歳以上:25ズウォティ(約910円) 学生(26歳以下):1ズウォティ(約40円) 19歳以下:1ズウォティ(約40円) |
07|ワルシャワ歴史博物館
ワルシャワ歴史博物館は旧市街広場の隣に位置し、地域の歴史を学びながら展示品を鑑賞できるスポットです。5つあるフロアには、古代的なオブジェや絵画など多くの作品が展示されています。1時間では物足りなさを感じるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
入館料が15PLN(約550円)以上かかりますが、木曜日は無料で入館できます。
スポット名 | ワルシャワ歴史博物館 |
住所 | |
アクセス | Ratusz Arsenałから徒歩約15分 |
料金 | 15PLN(約550円)~ ※木曜日は無料 |
08|ヴィラヌフ宮殿
ヴィラヌフ宮殿は、美しく豪華で華麗な姿から「ポーランドのベルサイユ宮殿」と称され、観光スポットとして人気を集めています。宮殿はもともと、ポーランド国王であったヤン3世の避暑地として建てられ、現在は博物館として世界各国から収集された芸術品が展示されています。
宮殿の内部は、当時の国王の生活を垣間見ることができるほど贅沢な装飾が施されており、美術品だけでなく、アンティークの家具も展示されています。特に、仕掛け扉のある本棚は見ているだけでも好奇心を刺激される展示物です。
四季折々の魅力を楽しめる、手入れが行き届いた庭園も必見です。夏には広がる緑の中でのどかなひとときを、冬にはライトアップされた幻想的な雰囲気を満喫できます。何度訪れても新しい発見があり、飽きることのないスポットです。
スポット名 | ヴィラヌフ宮殿 |
住所 | |
アクセス | Wilanów 08から徒歩約10分 |
料金 | 宮殿|35ズウォティ(約1,280円) 公園|10PLN(約370円) ※毎週木曜日は入場無料 |
中世の街並みが残る古都、クラクフのスポット3選
クラクフは、中世の雰囲気が漂う街並みと、第二次世界大戦の影響を受けずに残った歴史的な場所が旅行者に人気の観光地です。また、世界で初めて世界遺産に登録された都市の1つとしても高く評価されています。
クラクフは徒歩でも観光できるコンパクトな都市ですが、じっくり観光したい方は2泊以上を目安にしましょう。
ここでは、古都クラクフを十分に楽しむために訪れるべきスポットを3つ紹介します。
01|ヴァヴェル城
歴史地区にあるヴァヴェル城は、世界で初めてユネスコ世界遺産に登録されたクラクフの名所です。14世紀にゴシック様式のデザインになり、中世ヨーロッパを象徴する荘厳な佇まいは今もなお健在。
通常と特別展示の2つに分かれ、「王立商工会議所代表」や「ロイヤルコーチハウス」などに数々の歴史的なコレクションが展示されています。部屋によっては開場時間が異なるので、公式ページで確認してからチケットを購入してください。
スポット名 | ヴァヴェル城 |
住所 | |
アクセス | Stradomから徒歩約5分 |
料金 | 通常:15PLN(約550円)~ 割引:10PLN(約370円)~ |
02|中央市場広場
織物会館や聖マリア聖堂、聖ヴォイチェフ教会が建設されている、圧倒的な広さをもつ広場です。地元の人や観光客の集い場として親しまれており、1時間ごとに鳴るラッパ音や人々の賑わいの声が一体に響き渡っています。
屋根付きのマーケットにはレストランやお土産店などが立ち並び、民族衣装やアクセサリーなどを販売しています。ポーランドの名産である琥珀もあるので、ぜひ現地で手に入れてみてください。テラス席がある飲食店が多く、広場内を走る馬車や地域の雰囲気を楽しみながら食事できるところも魅力です。
スポット名 | 中央市場広場 |
住所 | |
アクセス | Teatr Bagatelaから徒歩約5分 |
03|聖マリア聖堂
聖マリア教会は、古都クラクフの旧市街の中央広場に位置しており、800年以上の歴史を持っています。教会は軽快な様相を持つ石造りのゴシック様式で建てられ、約80mの高さを誇る2つの塔が特徴です。
一度内部に入ると、ブルーやピンクを基調とした美しい装飾やステンドグラスが目に入ります。教会の内部への入場には料金がかかり、写真を撮影する場合には追加で5ズウォティ(約180円)の支払いが必要です。なお、写真撮影の際にはフラッシュの使用が禁止されているので、注意しましょう。
スポット名 | 聖マリア教会 |
住所 | |
アクセス | Plac Wszystkich Świętych(トラム駅)から徒歩4分 |
料金 | 大人(19歳以上):15ズウォティ(約550円) 子ども(8~18際):8ズウォティ(約300円) 7歳以下:無料 |
ポーランドの歴史と戦争を学ぶスポット3選
ポーランドは、第二次世界大戦中に起こった悲劇の歴史を刻んだ国であり、歴史を記憶し、語り継ぐためにさまざまなスポットが残されています。
以下では、ポーランドの歴史や戦争についてより深く学びたい方のためのスポットを3つ紹介します。これらのスポットには教養を深めるための施設が多いため、興味がある方は事前に勉強しておくことがおすすめです。
01|ワルシャワ蜂起博物館
ワルシャワ蜂起博物館は、1944年にナチスがポーランドを占領した際に市民間で発生したワルシャワ蜂起に捧げられた施設です。施設自体は1983年に建設され、蜂起60周年を記念して2004年に一般に開館されました。館内には、当時の手紙や武器、写真などの歴史的な遺物が数多く展示されています。
博物館の入場には料金がかかりますが、月曜日は無料で入場可能です。また、10ズウォティ(約360円)の支払いで、日本語のオーディオガイドを借りることもできます。
スポット名 | ワルシャワ蜂起博物館 |
住所 | |
アクセス | Muzeum Powstania Warszawskiego 05(トラム駅)から徒歩3分 |
料金 | 通常チケット:30ズウォティ(約1,100円) |
02|ポーランド・ユダヤ人歴史博物館
ポーランド・ユダヤ人歴史博物館は、ユダヤ人の歴史を理解する上で重要な施設の1つです。博物館は現代的な外観を持っており、初めて見た時は現代アート美術館のようにも見えるかもしれません。入口に施された曲線状の装飾は、モーセがエジプトからイスラエルの地へ逃れるユダヤ人のために開いた海の波形を表現しています。
館内では、ユダヤ人の1000年にわたる歴史に焦点を当て、展示品を通してユダヤ人について学ぶことができます。特に、ホロコーストに関する展示ブースでは、当時の悲惨さを展示品を通じて理解することができるでしょう。英語のオーディオガイドは10ズウォティ(約360円)でレンタル可能なので、興味がある方はぜひ利用してみてください。
スポット名 | ポーランド・ユダヤ人博物館 |
住所 | |
アクセス | Nalewki - Muzeum 02(バス停)から徒歩1分 |
料金 | 通常チケット:45ズウォティ(約1,640円) |
03|10号棟博物館(Warsaw Citadel)
10号棟博物館は、ワルシャワ新市街から約1kmの場所にある、ツィタデラ要塞内の施設です。要塞は、1834年にロシア帝国によってワルシャワの警戒のために建設され、現在でも軍事施設として使用されています。
博物館へは、要塞の赤い壁に沿って歩きながら向かうことができ、要塞内に入ると重々しい雰囲気が広がります。かつて、この博物館はワルシャワ蜂起の政治犯を収容するための施設であり、4万人以上の囚人が収監されていました。現在は、当時の囚人たちに関する遺品や写真が展示されており、歴史を理解する上で貴重な資料となっています。
スポット名 | 10号棟博物館 |
住所 | |
アクセス | Cytadela 01(バス停)から徒歩6分 |
料金 | 無料 |
ポーランドを愛した音楽家ショパンの足跡を辿るスポット5選
ポーランドは、世界的にも有名な音楽家フレデリック・ショパンの故郷です。国内には、ショパンゆかりのスポットが数多く点在しています。
以下では、ポーランド観光でショパンにまつわる施設を巡りたい方におすすめのスポットを5つ紹介します。施設によっては定期的に演奏会を行っている場合があるので、事前に公式サイト等で確認しておきましょう。
01|聖十字架教会
聖十字架教会はショパンが眠る教会で、心臓のみが埋葬されている場所です。15世紀にあった礼拝堂を起源に、17世紀から18世紀にかけて建てられました。一度は壊れたものの第二次世界大戦後に再建され、デザインは豪勢なシャングリラやバロック様式で当時の面影が残っています。
教会前にはショパン生誕200年の記念に設置された、ショパンの名曲が流れるベンチがあるのでぜひ座ってみてください。
スポット名 | 聖十字架教会 |
住所 | |
アクセス | Nowy Świat-Uniwersytetから徒歩約5分 |
料金 | 無料 |
02|フレデリック・ショパン博物館
フレデリック・ショパン博物館は、ポーランド出身のショパンが書いた原稿や実際に弾いていたピアノなど、数々の展示品を取り揃えている博物館です。白を基調にした建物で、館内は「ピアニスト」「作曲家」など複数に分かれたエリアで形成されています。
ショパンが作曲した音楽を聴けるほか歴史を学べる資料が置いてあるので、ショパンの生涯を知るにはうってつけのスポットです。
スポット名 | フレデリック・ショパン博物館 |
住所 | |
アクセス | Nowy Świat-Uniwersytetから徒歩約5分 |
料金 | 大人:25PLN(約910円) 子ども:15PLN(約550円) ※水曜日は無料 |
03|クラクフ郊外通り
クラクフ郊外通りは、ワルシャワ王宮の南側に位置し、広々とした歩道に花々が飾られており雰囲気の良い通りです。クラクフ郊外通りにあるヴィジトキ教会は、ショパンがオルガニストとして演奏したことで知られています。彼が演奏したオルガンは、今でも教会内で見学できるので、ぜひチェックしてみてください。
教会周辺では、ショパンが学業に励んでいたワルシャワ大学を訪れることができます。キャンパス内にある宮殿は、1817年から1827年の間、ショパンが生活していた場所です。クラクフ郊外通りのベンチでは、ショパンの名曲が流れるため、彼の暮らした町で音楽を聴きながら、穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | クラクフ郊外通り |
住所 | |
アクセス | Hotel Bristol 01(バス停)から徒歩1分 |
04|フレデリックショパンの生家
フレデリック・ショパンの生家は、ショパンの足跡を辿る観光において外すことのできないスポットの1つです。彼の生家は、首都ワルシャワから西に約55km離れたソハチェフ周辺の村に位置しています。残念ながら、第二次世界大戦中に多くが破壊されましたが、その後、当時の閑静な雰囲気と美しい庭園が再建されました。
屋内はショパン博物館として、家具や内装が当時の状態を忠実に再現しており、展示品として鑑賞することができます。また、定期的にショパン作品の演奏会が行われるので、彼の生家で美しい音楽と共に心安らぐ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。演奏会についての情報は、公式サイトから詳しく確認できます。
スポット名 | フレデリックショパンの生家 |
住所 | |
アクセス | Centrum 04駅(ワルシャワ)からMotobussで約1時間 |
料金 | 通常チケット:25ズウォティ ※毎週水曜日は無料 |
05|ワジェンキ公園
ワルシャワで最も人気があり、敷地面積が約78haと、東京ドームの約17個分の広さを誇る公園です。公園は18世紀から20世紀をテーマにしており、ワジェンキ公園内で各時代の雰囲気を楽しめます。特に水上宮殿とのコラボレーションは、厳かな雰囲気が漂っているのが特徴です。
ショパン像の前では、ピアノコンサートが定期的に行われ、無料で観覧できます。紅葉シーズンになると周囲の木々が黄金色に染まり、風情を味わえます。園内ではリスなどの小動物に出くわすこともあり、自然と触れ合うことができるのもポイントです。
スポット名 | ワジェンキ公園 |
住所 | |
アクセス | ワジェンキ公園から徒歩約10分 |
料金 | 無料 |
異国の情緒に浸る!ポーランド郊外の世界遺産3選
ポーランドは国内に17件もの世界遺産を誇り、多様な要素から国の文化や歴史を豊かに知ることができる国です。
以下では、特に世界遺産に興味を持つ方に最適な観光スポットを3つ紹介します。これらのスポットは郊外に位置しており、長距離移動が必要なことがあるので、事前にアクセス方法を調べておきましょう。
01|マルボルク城
マルボルク城は、中世ヨーロッパ時代で最大の規模を誇る城塞であり、1997年に世界遺産に登録されました。城塞はドイツ騎士修道会の本拠地として建てられ、その後、大幅な増築を繰り返した結果、現在の姿になりました。
建設には赤レンガが用いられ、見事な城壁、やぐら、門などの防壁を見学することが可能です。また、セントラルヒーティングに似た設備も確認され、当時のヨーロッパでは革新的な城塞であったことがわかります。ヨーロッパの歴史上でも非常に貴重な城塞ですので、ポーランド旅行の際にはぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | マルボルク城 |
住所 | |
アクセス | Zes. Szkół Technicznych(バス停)から徒歩9分 |
料金 | 通常チケット:45ズウォティ(約1,640円) |
02|クションシュ城
クションシュ城は、ポーランドで3番目に大きな城で、1階から5階まであるフロアには合計400室以上の部屋があります。第二次世界大戦中にはナチスドイツ軍によって占領され、軍総本部を置くために様々な改修が行われました。特に、ドイツ軍が地下帝国を作るために掘られた地下トンネルは必見のスポットです。
地下トンネルは全長1kmに及び、内部にはドイツ軍が隠した埋蔵金が眠っているという噂もあります。なお、地下トンネルを含めると、総面積が1万km²を超える城なので、最低でも2時間程度の所要時間を確保するようにしましょう。
スポット名 | クションシュ城 |
住所 | |
アクセス | シュフィエボジツェ市内から車で約12分 |
料金 | 入場できる場所によって料金が異なります ※詳しくは公式サイトを参考にしてください |
03|ヴィエリチカ岩塩坑
ヴィエリチカ岩塩坑は、13世紀から稼働していた岩塩鉱であり、1978年には世界遺産に登録されました。登録後も稼働を続け、1996年に商業採掘が禁止されてからは観光地として多くの旅行者が訪れています。
深さ327mに及ぶ坑内には、岩塩で作られた部屋や礼拝堂が広がり、一般公開されている1層から3層までの範囲を見学可能。地下には聖キンガ礼拝堂や地底湖があり、幻想的な雰囲気で包まれています。また、博物館も併設されているので、全てを見学する場合は2時間程度の所要時間を考慮しておきましょう。
スポット名 | ヴィエリチカ岩塩抗 |
住所 | |
アクセス | Dworzec PKP Wieliczka-Rynek-Kopalnia(駅)から徒歩4分 |
料金 | 通常チケット:122ズウォティ(約4,460円) 割引チケット:102ズウォティ(約3,730円) ※割引チケットの対象は26歳以下の学生、4歳から19歳、65歳以上 |
「Heart of Europe」と呼ばれるポーランドの魅力を探ろう
本記事では、ポーランドの観光スポットに焦点を当て、魅力を紹介しました。ポーランドは「Heart of Europe」とも称されるほど、ヨーロッパにおける重要な国であり、深い歴史や文化が他の国々に大きな影響を与えています。国土の約3分の1が森林で覆われ、世界遺産に登録された自然遺産も数多く存在するので、これらの要素にもぜひ注目してみてください。
料理も魅力の一部で、特に「ピエロギ」というポーランドの郷土料理は、小麦粉の生地で包まれ、中に肉やチーズが詰まった美味しい一品です。また、ポーランドを訪れる際には、さまざまなお土産が楽しめます。中でも、国内でも高い人気を誇る「ポーリッシュポタリー」という青色の模様が施された食器がおすすめです。
ポーランドにはまだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、ポーランドの1日モデルコースを紹介していますので、参考にしてみてください!
\ ポーランドの1日モデルコースを紹介している記事はこちらから /
→ポーランドの1日モデルコース3パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
ぜひ、本記事を参考にして、自分だけの思い出に残る旅行を計画してみてください!