【2024】ブリュッセル旅行の計画に役立つ!人気観光スポット15選
ブリュッセルはこんな場所!
ブリュッセルは、世界遺産に登録されたグランプラスや中世から続く美しい建物が立ち並ぶ「ヨーロッパの縮図」のような街です。
ブリュッセルの街は、古き良きヨーロッパの魅力と現代的な雰囲気が混在していることが特徴です。中世の趣のある観光スポットが数多く存在する一方、NATOやEUの国際機関の本部が立地しています。また、ブリュッセルはチョコレートやワッフル、ビールなど、本場ならではのグルメを楽しめるところも魅力です。
ベストシーズンは5月から9月で、この期間は天候が良く、街歩きや観光に最適です。夏は蒸し暑くないため、快適に過ごせる上に、さまざまな屋外イベントも開催されます。
ブリュッセル旅行で押さえておきたい!定番観光スポット7選
ブリュッセルは、10世紀からの長い歴史を誇る街並みや建築物などが残り、ヨーロッパでも随一といわれるほど美しい街です。ブリュッセル市内は、徒歩でも十分に観光できる規模ですが、メトロ(地下鉄)やトラム(路面電車)を利用すると、より効率的に移動できます。
チャージ式の交通カード「MOBIB Basic」があれば、公共交通機関をマルチに利用可能です。1枚を複数の人で利用できるので、お得な使い方を選びましょう。乗車券の運賃は、1回券 2.10ユーロ(約333円)、5回券 8ユーロ(約1,268円)、10回券 14ユーロ(約2,218円)、24時間券 7.5ユーロ(約1,188円)です。
ここでは、ブリュッセル旅行をするなら訪れたい、定番の観光スポットを9つ紹介します。おすすめのポイントやアクセス方法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
01| 小便小僧の像
1619年に彫刻家ジェローム・ドゥケノワが制作した、遊び心のある名物像です。由来は爆弾を小便で消してまわったとされる少年の武勇伝というものや、魔女の家の入口におしっこした子どもを石に変えたなど、諸説あって定説はないと言われています。
小さな路地の先にあるので何も知らないと通り過ぎてしまいそうですが、像を見に来ている観光客の出入りが多い路地なので見つけられます。
特別な日に着飾るコスチュームを展示するために、2017年に「小便小僧衣装ミュージアム」が銅像の近くにオープンしました。日本から送られた衣装もあるので、ぜひチェックしてみてください。
スポット名 | 小便小僧の像 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄 Gare Centrale/Centraal Station から徒歩5分 |
料金 | 無料 |
02|アトミウム
アトミウムは、1958年に開催されたブリュッセル万国博覧会のシンボルとして建造されたモニュメントです。2004年には大規模な修復工事が行われ、現在も万博会場の跡地であるエゼル公園に立っています。
斬新な形状は鉄の結晶構造を表現しており、高さは103mと非常に大きいため、場所によってはブリュッセルの街中からでも見えるほどです。内部には展望台やレストランが設けられ、球体と球体の間をエスカレーターで移動できる仕組みになっています。
スポット名 | アトミウム |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Heizel駅から徒歩9分 |
料金 | 大人:16.00 €(約2,600円) |
03|サン・ミッシェル大聖堂
サン・ミッシェル大聖堂はゴシック様式の聖堂で、13世紀から15世紀にかけて建築されました。荘厳な建物や69mに及ぶ2つの塔が印象的ですが、内装の美しいステンドグラスや柱に施された彫刻、パイプオルガンなども魅力の1つです。特に16世紀に製作されたステンドグラスは1200枚もあり、自然光を受けて美しく輝く様子は一見の価値があります。
聖堂はベルギー王室と深い関係があり、ローマ皇帝の戴冠式や王室関係者の冠婚葬祭などの会場としても利用されています。
スポット名 | サン・ミッシェル大聖堂 |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩5分 |
料金 | 無料 |
04 | ブリュッセル王宮
ブリュッセル王宮は迎賓館として使用されており、重要な公式行事はこちらで開催されます。内部は夏期(7月〜9月)に一般公開されているので、時期を合わせて訪れたい観光スポットです。
一般公開の際には、帝国の間やナポレオンのイスだけでなく、大迫力のホールである玉座の間も見学可能。大きなシャンデリアや王家に関する貴重な文献などを目にすることができ、装飾品や調度品など見応えがある展示もたくさんあります。
スポット名 | ブリュッセル王宮 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄トローネ駅から徒歩2分 |
料金 | 無料 夏期(7月〜9月)のみ一般公開 |
公式HP | https://www.monarchie.be/nl/patrimonium/koninklijk-paleis-te-brussel |
05|ブリュッセル市庁舎
ブリュッセル市庁舎は、世界遺産のグランプラスに位置し、世界で最も美しい市庁舎の1つとされています。塔は高さ96mを誇り、頂に飾られている守護天使ミカエルの像が見どころです。
建物は15世紀にゴシック様式で建てられ、非対称のデザインが特徴的。ファサードにはベルギーの歴史や伝説にまつわる多くの彫刻が施され、繊細な装飾は訪れる人々を魅了しています。夜になるとライトアップされ、昼間とは異なる雰囲気を味わえるため、遅い時間に訪れることもおすすめです。
スポット名 | ブリュッセル市庁舎 |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩6分 |
料金 | 大人:15.00 €(約2,400円) |
06|サンカントネール公園
サンカントネール公園は、約30haの広大な敷地を持つ公園で、独立から50周年を記念して1880年に建設されました。公園には3つのアーケードを持つ巨大なサンカントネール門があり、門には複数の青銅像も設置されています。
敷地内にはサンカントネール博物館や王立軍事歴史博物館などのミュージアムが並んでおり、多くの観光スポットが集まっています。観光地としてだけでなく、ブリュッセル市民の憩いの場としても親しまれており、観光の合間に芝生の上でくつろぐのもおすすめです。
スポット名 | サンカントネール公園 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Schuman駅から徒歩4分 |
料金 | 無料 |
07|芸術の丘(モンデザール)
芸術の丘は、ブリュッセル中央駅からロワイヤル広場へ向かう途中にある、階段状のフランス式庭園です。19世紀にレオポルド2世が仮の庭園を建設したことが始まりで、20世紀には造園家ルネ・ペシェールによって設計され、現在の庭園が完成しました。
美しく手入れされた花々や噴水はもちろんのこと、丘から見下ろすことができるブリュッセルの街並みも評判です。芸術の丘という名前の通り、周辺には王立美術館や王立図書館、楽器博物館などもあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | 芸術の丘(モンデザール) |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩3分 |
料金 | 無料 |
ブリュッセルを深く味わうなら、ぜひ訪れたい穴場スポット2選
魅力の多い街であるブリュッセルをより深く楽しむためには、定番の観光スポット以外の場所に訪れるのもおすすめです。歴史のある都市部は、もちろん見どころにあふれていますが、少し移動するとさらにブリュッセルの文化に触れることもできます。
ここではぜひ訪れたい穴場スポットを2つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
01|ノートルダム・デュ・サブロン教会
ノートルダム・デュ・サブロン教会は、15世紀のフランボワイヤン・ゴシック様式の傑作として知られる教会です。もともとは1304年に建てられた小さな礼拝堂で、1436年に現在の姿に改築されました。
地元の住民や観光客が多く訪れ、毎年訪問者は50万人にも上ります。教会内部には、さまざまな彫刻や18世紀に作られたパイプオルガンがあり、特に美しいステンドグラスが印象的です。ステンドグラスは、高さ15mにも及ぶ大型のものが11枚あります。色彩豊かで繊細な模様は、訪れる人々を魅了してやみません。
スポット名 | ノートルダム・デュ・サブロン教会 |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩12分 |
料金 | 無料 |
02 |ベルギー漫画センター
世界中の人気者「タンタン」や「スマーフ」など、ベルギーは名作漫画が生まれた国でもあります。そんな漫画文化を展示しているのがベルギー漫画センターで、原画やアニメ上映など充実した展示内容が魅力です。
建物は、アール・ヌーヴォー建築家として名を馳せるヴィクトル・オルタによるもの。明るい吹き抜けのエントランスホールが、世界中から訪れる来場者を迎えてくれます。ここでしか買えないオリジナルグッズもあるので、ミュージアムショップをのぞいてレアグッズを見つけましょう。
「タンタン」は少年記者タンタンがフォックステリア犬スノーウィと世界中を冒険する人気コミックで、さまざまな言語に翻訳されています。街中にはタンタンのイラストが至る所に描かれているので、住宅や駅の壁、ホテルの内装など、さまざまな場所でぜひ探してみてください。
スポット名 | ベルギー漫画センター |
住所 | |
アクセス | 地下鉄 Gare Centraleから徒歩10分 |
料金 | 大人€13(約2,059円)/人 |
公式HP |
ブリュッセルの美術館•博物館3選!歴史と現代をつなぐ芸術の旅
ブリュッセルには至るところに美術館や博物館が存在しており、まさに芸術の宝庫です。ベルギーやブリュッセルの過去から現代までに至る歴史を、芸術とともに体感してみてはいかがでしょうか。
ここではブリュッセルにある美術館や博物館のなかから、おすすめの3つを紹介します。
01 | 王立美術館、マグリッド美術館
1803年に王宮のすぐ近くに開館した王立美術館とその一部を改装して開館したマグリッド美術館が、ベルギーを代表する2大美術館です。
王立美術館では、ダイナミックな構成で知られる宗教画家 ペーテル・パウル・ルーベンスや、ミステリアスな描写の画家 フェルナン・クノップが見どころです。現代芸術のマグリット美術館で見逃せない作品は2つ。鳩のモチーフが印象的な「帰還」と、同じテーマでいくつも描かれた集大成「光の帝国」です。
終日混み合うので、比較的ゆっくり見学できる平日の午前中がおすすめ。スムーズに鑑賞するために、公式HPで事前に見たい作品の展示場所を確認しておきましょう。
スポット名 | 王立美術館 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄 Gare Centrale/Centraal Station から徒歩5分 |
料金 | 大人 €10(約1,594円) |
公式HP | https://fine-arts-museum.be/en?_gl=1*19j8uk0*_gcl_au*Njk2OTk3NjMzLjE2OTg3MTI4MzU. |
02|王の家(ブリュッセル市立博物館)
世界遺産のグランプラスに位置するブリュッセル市立博物館は、16世紀にスペイン王カール5世によって建設されました。王によって建てられたことから「王の家」とも呼ばれていますが、実際には王がここに住んだことはありません。
当時はスペイン政庁として使用され、時折牢獄としても利用されていました。現在は博物館として、絵画や陶器などの歴史的なアートが展示されており、小便小僧像の衣装を所蔵していることでも有名です。
博物館は月曜日が定休日となっていますので、訪問する際には注意してください。
スポット名 | 王の家(ブリュッセル市立博物館) |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩5分 |
料金 | 大人:10.00 €(約1,600円) |
03|ベルギー王立美術館
ベルギー王立美術館は、古典美術館、近代美術館、世紀末美術館、マグリット美術館の4つから成り立っています。1803年に正式にオープンし、現在までに200年以上の歴史を誇っていますが、世紀末美術館は2013年にオープンし、美術館の中でも新しい部分です。
フランドル絵画の巨匠と呼ばれるルーベンス、ブリューゲル、メムリンクなどの作品が多く展示されており、見どころの1つとなっています。
美術館は月曜日が定休日となっていますので、訪れる際には注意してください。
スポット名 | ベルギー王立美術館 |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩10分 |
料金 | 大人:10.00 €〜15.00 €(約1,600円〜〜2,400円) |
ブリュッセルの街歩きを楽しむならここ!おすすめエリア3選
美しい街並みを誇るブリュッセルは、街歩きが非常に楽しい都市です。歴史的建造物やショップ、カフェなど、見どころもたくさんあります。
ここでは、ブリュッセルの街歩きを楽しむならぜひ訪れたいエリアを3つご紹介します。
01|グランプラス
世界遺産に登録されているグランプラスは「世界で最も美しい広場」とも称される石畳の広場です。
広場にはシンボルであるブリュッセル市庁舎と、王の家として知られるブリュッセル市立博物館があり、広場全体がギルドハウスに囲まれています。石畳の道を歩きながら進むとヨーロッパの雰囲気を存分に味わうことができ、周囲の建物群の美しさに見とれてしまいます。
ベルギーのスイーツとして有名なチョコレートやワッフルの専門店も充実しているので、観光の際にはあわせて訪問するのもおすすめ。ベルギー王室の御用達ブランドである「GODIVA」の本店や、本場のベルギーワッフルを楽しめる「Maison Dandoy」などが有名です。
スポット名 | グランプラス |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩6分 |
料金 | 無料 |
02|イロ サクレ地区
イロ サクレ地区はレストラン街として知られており、細い路地に多くの飲食店が軒を連ねています。その数は「食い倒れ横丁」とも称され、伝統的なベルギー料理のレストランからビストロ、カフェまで幅広く、朝から夜まで食事を楽しめる場所です。
中でも魚介類を提供する店が特に多く、ベルギーの名産であるムール貝料理はおすすめです。ぜひ街を散策しながら、ブリュッセルのグルメを堪能してみてはいかがでしょうか。
スポット名 | イロ サクレ地区 |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩6分 |
料金 | 無料 |
03|ギャルリー サンチュベール
ギャルリー サンチュベールは、アーチ状の天井にガラスがはめ込まれたショッピングアーケードです。ヨーロッパで最も古いとされるアーケードの1つで、1846年から1847年にかけて建設されました。このアール・ヌーヴォー建築は全長約210mあり、世界最古のアーケードと言われています。
通りには「Théâtre Des Galeries」という劇場や「Tropismes」という書店など、人気のある店舗が多数並んでいるところがポイント。さらに、カフェや有名なショコラティエの店なども連なっています。ビビットカラーのパッケージや、遊び心のあるチョコレートのデザインなど、かわいらしいお土産がきっと見つかることでしょう。
ブリュッセル中央駅からもアクセスが良く、天候に左右されずに街歩きを満喫できる場所です。天気の良い日には太陽の光が降り注ぎ、景色も十分に楽しむことができます。
スポット名 | ギャルリー サンチュベール |
住所 | |
アクセス | ブリュッセル中央駅から徒歩5分 |
料金 | 無料 |
美しさが魅力のブリュッセルで、充実した観光をしよう
本記事では、ブリュッセルでおすすめの観光スポットを紹介しました。ブリュッセルは、歴史的建造物や世界遺産など、見どころが豊富な街です。都市の中央部に有名な観光スポットが集まっているので、海外旅行の初心者の方でも気軽に楽しむことができます。
ブリュッセルにはまだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、ブリュッセルの1日モデルコースを紹介していますので、参考にしてみてください!
\ ブリュッセルの1日モデルコースを紹介している記事はこちらから /
→ブリュッセルの1日モデルコース4パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
ぜひ本記事を参考にして、オリジナルのブリュッセル旅行を計画してみてください!