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災害時対応に使命感 山形県旅館組合が創立60周年(4) 千年に一度の学びの場として―シンポから

創業者の経験を踏まえ、建物は地震に備えて固い岩盤に建設してありました。震災で1―2階は津波を被りましたが、建物が無事だったこともあり、震災当日から地域の住民の方々が続々とホテルに避難して来られました。スタッフにはお客さまと住民を最優先に対応することを伝えました。泣き崩れる女性スタッフもおり「心を強く持って」と何度も繰り返しました。そう声をかけながら、私自身、いろんな人の安否を思い続けていました。地震当日に350人、翌日には600人を受け入れていました。みなさんには「譲り合いの精神で乗り越えましょう」...