多様性への寛容―ツーリズムEXPOジャパン(2) 旅による交流で平和への道筋を

基調講演に続いて行われたのが、主催国の日本に加えオーストラリア、カンボジア、エジプト、南アフリカ、タイ、フィリピン、ミャンマーなど13カ国からの観光大臣級による意見交換。1時間半程度という限られた時間で、全員からコメントを引き出すという難しい作業は、TEDを見ているようなアニータの魅力的な司会進行により、形式的で退屈なものではなく、観光に身を置くものを励ます、聞き応え十分なものになった。国際観光客が増加の一途をたどる中、ツーリズムによるマイナスのインパクトを減らすことが課題とされた。「国際観光の成長...