日本郵船、クリスタル・クルーズを売却-今後は飛鳥に専念
日本郵船は3月3日、米国市場でクルーズ事業を展開している完全子会社のクリスタル・クルーズ社を、スタークルーズなどのクルーズ事業をおこなうゲンティン香港に売却することを決定した。客船事業の見直しを目的としたもので、今後はクルーズ事業を飛鳥IIのみにしぼり込み、経営資源を投入。同船の船齢が25年近いことなどを考慮し、新造船に向けた準備などを進める。譲渡の時期は今年の4月から6月までを予定。譲渡価格は企業価値の5億5000万米ドルを基に算定し、これに伴い日本郵船は2016年3月期の第1四半期決算で特別利益...