旅行医学会、非接触体温計の旅客機内常備を提言へ、感染症対策で

   日本旅行医学会は感染症の国際的な拡大阻止を目的として、近日中に航空会社に対し、各旅客機内における非接触体温計の常備を提言する。機内の体調不良者に対して簡易に体温測定を実施することで、国際空港に設置されているサーモグラフィーなどでは検出できない感染者を早期に発見し、受診などを促すことが狙い。非接触の体温計を使用することで、エボラ出血熱など、接触によって感染する疾病の拡大も阻止する。同学会では現在、専務理事を務める千駄ヶ谷インターナショナルクリニック院長の篠塚規氏が中心となって、機内での対応方法な...