群馬県の富士トラベルが事業停止、震災の影響で−負債総額1.5億円
東京商工リサーチ(TSR)によると、群馬県の第1種旅行業者、富士トラベルが3月31日に事業を停止し、同日付けで前橋地方裁判所太田支部に破産申請をおこなった。同社は1979年創立で、国内、海外双方の旅行を取り扱っており、一般顧客だけでなく、太田市内の企業などとも取り引きがあった。また、自社で企画旅行も手掛けており、平成初期のピーク時は年間売上高10億円の規模まで拡大。しかしその後、格安航空券販売が増えたことで客単価が下落し、他社と競合したことで売上が減少傾向にあったという。2010年3月期の売上は約7...