IATA、航空業界の11年業績見通しを下方修正、燃油高騰で
国際航空運送協会(IATA)は3月2日、2011年の航空業界の業績見通しを下方修正した。昨年12月時点では純利益を91億米ドルとしていたが、中東での政情不安を受けて燃油が高騰していることから、86億米ドルに引き下げた。2010年は160億米ドルであったといい、5割近い大幅な減益見通しとなった。平均燃油価格の予想は12月時点の84米ドルから96米ドルに引き上げ。2010年と比較すると20%増の予想だ。一方で、旅客需要の予測は5.2%増から5.6%増に上方修正。業務渡航需要も好調に推移するとした。▽関連...