取材ノート:2011年展望−団塊リタイア効果が徐々に進行、宿泊増を期待

  • 2011年2月1日

財団法人日本交通公社(JTBF)主任研究員の黒須宏志氏は、昨年12月に開催した旅行動向シンポジウムで「旅行マーケット最新動向と2011年の展望」を発表、市場動向では引き続きシニアが伸び、特に団塊の世代のリタイアがすすむにつれ、日程にゆとりのある旅行の需要が高まると分析した。海外市場では20代女性の伸びにも注目が集まる。一方、国内市場は2010年にやや上昇に転じたが、この回復は一時的なものと解釈。2011年の海外旅行者数を、2010年の予測値1660万人から4.2%増加して1730万人と予想した。▽関...