取材ノート:今年は転換点、中長期は上昇軌道へ−海外旅行動向シンポジウム

  • 2010年8月25日

財団法人日本交通公社(JTBF)が先月開催した海外旅行動向シンポジウムで、主任研究員の黒須宏志氏は、今後5年から10年の中長期的な海外旅行市場は「上昇軌道に乗る」との展望を述べた。黒須氏は、2009年以降の市場の動きが従来と少し異なる動きをしていることから、2010年はトレンドの転換期になる可能性があると指摘。「シニアは今後も確実に伸びる。若者が下げ止まれば軌道修正が可能」との前提のもと、注目すべき今後の成長ステージを予測した。▽関連記事 ◆2010年の出国者数予測、1690万人に上方改定−伸び抑...