マスターカード調査、下半期のアジア太平洋地域の展望が落ち込む

  • 2008年7月4日

マスターカード・ワールドワイドが半年に1度実施する消費者意識調査によると、2008年下半期の展望はアジア太平洋地域の全体でわずかな楽観的傾向に留まった。総合の指数は56.0で、半年前の69.3から13.3ポイント減少。世界的な信用危機、それに関連する金融市場の不安定さ、インフレ率の上昇、食料や原油価格の高騰、経済成長の減速が影響したと考えられる。加速するインフレにより、インドネシア、マレーシア、インド、中国で食料や原油への補助金が削減され、借り入れコストの高騰や消費の低迷に繋がっている。調査は5月2...