関西国際空港の平成14年度決算は、営業収益が1053億7100万円、営業損益が176億9600万円の黒字、経常損失が155億3900万円、当期損失が167億2800万円となった。今期は中国、中東路線の新規就航、復便、増便など回復の兆しがあったものの、期末はイラク戦争や新型肺炎(SARS)の影響を大きく受けた。国際線の発着回数は対前期比5％減の6万4000回、一日当たりの旅客便および貨物便の国際線就航便数は6％減の84.3便であった。平成15年度予算で90億円の補給金が認められたものの、将来の完全民営...