重症急性呼吸器症候群が流行、厚生労働省などで注意を喚起

  • 2003年3月18日

重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行しており、現在150名以上の患者と4名の死亡者が確認されている[3月15日現在、世界保健機構(WHO)発表]。厚生労働省では中国の広東省、香港、ベトナムのハノイ、シンガポール、カナダのトロントおよびバンクーバーなどの地域を旅行した方にSARSの症状の疑いがある場合、旅行先での状況等を医師に伝えるよう注意を喚起している。具体的には、2月1日以降に該当する地域を旅行した方で「38度以上の急な発熱」および「咳、息切れ、呼吸困難感などの呼吸器症状」がSARSの疑いがある...