星野氏「観光産業は100日の黒字と265日の赤字」、需要平準化訴え

観光クロスオーバー協会は4日、都内で「観光クロスオーバーサミット2024」を開催し、イノベーションアイデアを競うコンテストやトークセッションなどが行われた。そんな中、基調講演に登壇した星野リゾート代表の星野佳路氏は、観光産業の構造上の課題や「需要平準化」の重要性を訴えた。星野氏が最初に言及したのが、「国際的な旅行者の獲得競争」について。星野氏は、日本の訪日客数のこれまでの推移と各国のインバウンド旅行者数、国際観光客数のデータを提示し「日本のインバウンド急増は観光産業として競争力がついた訳ではなく、世...